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会計ソフトをエクセルで無料自作するメリット・デメリットや注意点を解説

会計ソフトをエクセルで無料自作するメリット・デメリットや注意点を解説
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会計ソフトは高いからエクセル(Excel)を使って無料で自作したい、という中小企業経営者や自営業者・個人事業主フリーランスなどは多いです。

事実、ICT市場調査コンサルティングのMM総研(MMRI)の「クラウド会計ソフトの利用状況調査」によると、会計ソフトを利用する個人事業主は全体の36.5%となっっており、対して55.6%の人は会計ソフトを利用していないという結果があります。

クラウド会計ソフトの利用状況調査(MMRI)
ICT市場調査コンサルティングのMM総研レポートより

会計ソフトを利用してない層には=エクセル自作している、という訳ではありませんが少なからず一定層はエクセル自作派が存在しています。

エクエル自作のメリットとしては、導入費用が発生する会計ソフトの料金は0円となり、自分の好きなようにカスタマイズができます。

一方で、エクエル自作のデメリットとしては、簿記や会計業務の深い知識が必要であり、同時にエクセルの関数やマクロに長けていないといけません。

本記事では、“会計ソフトをエクセルを使って無料で自作したい”という方に向けて会計ソフトをエクセルで無料自作するメリット・デメリットを解説していきます。

本記事はエクセルで会計ソフトを作りたい人向けですが、おすすめは低コストで会計ソフトを利用する事です。「会計ソフトおすすめランキング(法人・個人)」にて上手なソフトの選び方や活用方法を解説しているので合わせてお読みいただくと会計業務の効率化・高度化が可能になります。

記事の信頼性
会計ソフトマニアが解説します!

記事の信頼性(筆者情報):フリーダッシュマン@freedashman
外資戦略コンサル(管理職)で経営戦略・M&A・フィナンシャルアドバイザリーなどのプロジェクトを多数経験し、フリーランスとして独立。個人事業主・会社経営者としても経験を持ち複数のクラウド型会計ソフトを使用。現在は、エージェント事業、コンサル事業、フリーランス向け(コンサル、エンジニア、デザイナーなど)の独立/開業相談、ブログ運営を行う。▶詳細プロフィール

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目次

会計ソフトをエクセルで自作できるのか?

会計ソフトをエクセルで自作可能なのか?という結論ですが、

「簿記や会計業務の知識」×「エクセルの関数やマクロの知識」があれば可能です。

しかし、実現性は0%ではないものの、難易度が高いことに加え、入力ミス・計算ミスなどの人的リスクを大きく含み、インボイス制度・電子帳簿保存法などの目まぐるしく変わる税法上の制度・法改正に追随できない難しさがあります。

会計ソフトを代替するエクセルを作るという事は、下記のような法人・個人事業主向けに必要な各種決算書類や確定申告書類を時間内までに作る事が条件になります。

区分個人事業主法人
対象税金3種
所得税
消費税
復興特別支援税
5種
法人税
消費税
都道府県民税
市町村民税
法人事業税
確定申告書類白色申告(2種)
確定申告書B
収支内訳書

青色申告(3種)
確定申告書B
青色申告決算書
青色申告承認申請書
8種類
総勘定元帳
領収書綴り
決算報告書
法人事業概況説明書
法人税申告書
消費税申告書
地方法人税申告書
税務代理権限証書
申告時期毎年2月16日~3月15日決算月から2ヵ月以内
個人事業主と法人の会計業務の違い比較一覧表

例えば個人事業主の自営業やフリーランスの場合では、確定申告時の青色申告もしくは白色申告の準備・作成をしますが、日々の仕訳作業や確定申告書類の作成は膨大な知識と労力を要します。

確定申告や青色申告についてまだ知識のない方は下記記事で初心者向けに解説しているためご覧ください。

会計ソフトをエクセルで作るメリット

会計ソフトをエクエルで代わりに作るメリットは下記です。

1. 初期費用・ランニングコストが発生しない

会計ソフトをエクエル自作する最大のメリットは、料金が全く発生しない事です。

厳密にはMicrosoft OfficeのExcelのライセンスコストはかかりますが、既に導入利用されている方は追加コストがありません。

会計ソフトの料金相場は、個人事業主向け会計ソフトは年額1万~4万円法人向け会計ソフトは月額2万円~数十万円と幅広い金額となっています。

個人事業主向け会計ソフトの料金相場(例)

会計ソフト料金プラン(年間支出)
年額 8,800円~24,000円
年額 0円~16,800円
年額 9,600円~35,760円
年額 11,760円~39,800円

法人向け会計ソフトの料金相場(例)

会計ソフト料金プラン(年間支出)
年額 26,000円~35,200円
年額 35,760円~59,760円
年額 23,760円~477,600円

上記をご覧のように、会計ソフトを利用する場合は少なからず一定のコストがかかってしまうため、「無料の自作エクセル」はコストの面では最強と言えます。

2. 自由自在にカスタマイズできる

エクセル自作の会計ソフトは、自分の会計業務を効率化するために作成することがほとんどであるため、自分の好きなようにカスタマイズできるという点はメリットです。

エクセルの関数やマクロに長けている人であれば、自動的に数値を集計したり現行業務と密接に関係させた会計業務フローの構築が可能です。

会計ソフトをエクセルで作るデメリットと注意点

会計ソフトをエクセル自作するデメリットと注意点は下記になります。

1. 簿記や会計知識を知らないといけない

まずはエクセル版の会計ソフトを作る絶対条件ですが、簿記や決算書類・確定申告書類を作るための会計知識や、税法上の法改正への知識が必須になります。

そのため、「エクセルは得意だけど会計のことは全く知りません」という方は、まず会計ソフトのエクセル自作は辞めておいた方がいいでしょう。

会計業務は「税理士」「会計士」など、士業系と言われる国家資格を持つプロフェッショナルの職業であるため、一朝一夕で身につくスキルではありません。

2. エクセルの関数やマクロの難易度が高い

エクセルに関する関数やVBA・マクロなどのスキルを持っている事も必須要件になります。

なぜなら、「エクセル初心者だけど会計知識はある」という方がエクセル自作を作ったとしても、自動化できず関数ミスにより、計算のバグや抽出の漏れなどが発生してしまうからです。

会計とは「数字が全て」になるため、1桁でも数字が違う場合は大きなリスクを生むため最低限のエクセルスキルがある人のみ会計ソフトはエクセル自作できると考えておきましょう。

3. 計算ミス・入力ミスが多発する

会計ソフトをエクセルで作る場合、計算ミスや入力ミスが多発する危険性があります。

エクセルは関数やマクロで作りやすい設計のツールですが、一から自作する場合はどうしても人が作るため「ミス」が発生します。

筆者はコーディングのスキルもありますが、設計・開発において「ミスのないものは絶対ない」と思っています。

大規模システムや監修者がいるシステムであればいいですが、会計ソフトの自作のメンテナンスはおそらく「設計者自身がする」という事になるため、定期的なメンテナンスや整備が徹底できないリスクがあり実現的ではありません。

4. インボイス制度などの法改正に対応しにくい

会計ソフトは税務に長けている運営会社が提供するシステム・ソフトウェアであるため、度々変更される税法上の制度や法改正に追随した商品設計となっています。

特に、最近ではインボイス制度や電子帳簿保存法など、会計業務に関する改正への対応はスピードと正確性がより求められます。

しかしながら、エクセルの場合はそうした制度に対するバージョンアップや対応がどうしても遅れてしまう事や、何らかの関数やマクロ反映が必須であり、膨大な労力がかかってしまいます。

会計ソフトとエクセルの違い

会計ソフトをエクセルで代わりに作るメリット・デメリットを踏まえ、「会計ソフトとエクセルの違い」について整理しました。

比較項目エクセル
(Excel)
会計ソフト
料金0円数千円~数十万円
難易度エクセル・会計知識が必須初心者で利用可能
操作性カスタイマイズ可能汎用的な使いやすさ
正確性計算ミス・入力ミス発生リスクあり基本的には少ない
法改正への対応自分で情報を集めシステム反映の必要あり製品側で自動アップデート
会計ソフトとエクセル自作の比較一覧表

上記ご覧のように、エクセルの場合は料金とカスタマイズ性が優れているとわかりますが、作成難易度や正確性、方向性への対応など会計システムに最も求められる観点が欠如しています。

会計ソフト導入によるメリット・デメリットをもっと知りたい方は下記記事も参考にしてみてください。

【結論】エクセルではなく会計ソフトを利用した方が良い

会計ソフトとエクセルの違いも含めると、結論として「エクセルではなく会計ソフトを使った方がよい」となります。

言い方を変えると、「お得に会計ソフトを利用できれば会計ソフトでもよい」という事です。

会計ソフト=高い、というイメージを持っている方へ朗報です。

実は、会計ソフトを無料で使う方法があります。

ポイントは「白色申告であれば、完全無料がある」「青色申告や法人向け会計ソフトであれば無料お試しがある」という事です。

下記は、当サイトで特におすすめしているお得な会計ソフトであるため、是非詳細を見てみるといいでしょう。

2024年3月最新
法人・個人のおすすめ会計ソフトTOP3

弥生会計

総合評価
5.0


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会計ソフトfreee(フリー)

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マネーフォワードクラウド会計

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家計簿アプリ(マネーフォワードME)で有名なマネーフォワードが運営する法人向けクラウド会計ソフト。個人事業主向け確定申告ソフトは。請求書管理・給与計算も含んだ多機能性が抜群のサービス。

1カ月無料試し期間あり/

同時に当サイトで最もおすすめしている会計ソフトを知りたい方は下記記事も参考にしてみてください。

まとめ

最後にまとめです。

エクエル自作のメリット・デメリットを振り返りましょう。

同時に会計ソフトや税金・確定申告に関する関連記事も一緒にお読みいただくと、効果的な会計業務や節税対策も可能になります。

会計ソフト関連

税金に関する関連記事

会計ソフトと密接に関係するのが税金です。特に確定申告初心者などの方は会計ソフト選びをしながらも、税金の基礎知識を身につけておくといいですよ。

会計ソフトをエクセルで無料自作するメリット・デメリットや注意点を解説

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