青色申告(確定申告)ソフトとは、個人事業主・自営業・フリーランスなどの確定申告書類や日々の仕訳作業を効率化してくれる会計ソフト(経理システム)です。
青色申告ソフトを選ぶポイントとして、6つのポイントがあります。
これらのポイントを踏まえ、本記事では「2024年度 青色申告(確定申告)ソフトのおすすめランキングTOP3」を会計ソフトマニアが徹底比較しながら紹介します。
最後までお読みいただくと、個人事業主が青色申告にすべき理由や無料でお得に利用する裏ワザもわかるため是非参考にしてください。
会計ソフト比較の調査概要
当サイト「フリーダッシュ」では、おすすめの会計ソフト・経理ソフトサービス比較紹介にあたり、サービス選定における購買決定要因(Key buying factor)をもとに下記の調査基準で評価を実施しています。
1.調査概要
- 調査期間:
2023年9月~2024年9月
- 調査方法:インターネット調査、SNS調査、独自インタビュー調査、体験談
- 対象者:会計ソフトを利用した方(法人・個人事業主)
2.購買決定要因の考え方と評価基準
当サイトで定義する「会計ソフトを選ぶ上の購買決定要因(Key buying factor)」となる下記の観点を評価基準に設定し、個社別の評判・口コミから評点付けを実施しています。
- クラウド型・インストール型の区分
- 個人事業主・法人対応の区分
- 無料プラン・有料プランの料金区分
(無料お試し期間有無も含む) - 簿記初心者向けの使いやすさ(帳簿・仕訳)
- スマホアプリの有無
- 対応OS(windows・mac)
- 税理士対応|市場シェア
- アフターサポートの質(チャット・メール・電話など)
3.体験者による評価
当サイトではインターネット上の評判・口コミの情報を元に評価を実施していますが、そのうえで実際に利用した体験者(システムの導入、システム操作性/UI/UX、帳簿・仕訳、アフターサービスの印象、など)の感想や顧客体験をもとに「他の人にも勧めたいサービスであるか?」も含めて定量的なランキング付けを実施しています。
4.編集ポリシー
当サイトでは「コンテンツ編集・制作ポリシー」に従い、専門性・独自性・正確性を担保しながら調査を実施しています。
2024年最新
個人事業主向け青色申告ソフトTOP3
1位
5.0
やよいの青色申告オンライン
:
弥生シリーズのクラウド型青色申告専用ソフト。国内シェアNo1の会計ソフトでダントツの安心感と実績。初年度無料 or 半額の業界価格を覆す脅威のキャンペーンを実施しており人気急上昇中のサービス。
\初年度無料or半額キャンペーン実施中/
2位
4.5
会計freee(フリー)
:
freeeが運営する青色申告・白色申告に対応のクラウド会計ソフト。簿記初心者でも簡単に利用できるシンプルな操作性とスマホアプリの利便性が高い。
\無料お試し期間あり/
3位
4.5
マネーフォワード クラウド確定申告
:
家計簿アプリ(マネーフォワードME)で有名なマネーフォワードが運営する青色申告・白色申告対応のクラウド会計ソフト。経理担当者向けの本格派クラウド会計ソフトで多機能性が抜群のサービス。
\1カ月無料お試し期間あり/
本記事は個人事業主向け青色申告対応の会計ソフトを紹介していますが、中小企業法人・個人の白色申告も含めた総合ランキングを知りたい方は「会計ソフトおすすめ比較(法人・個人総合)」も合わせてご覧ください。
執筆者
国内最大級の転職・フリーランスのキャリア情報メディア「フリーダッシュ(freedash)」を運営。Webメディア設計・開発、転職・フリーランス関連の商品プロモーション支援などを手掛ける。ITエンジニア、コンサルタント、Webデザイナー、などのメンバーで運営中。
▼2023/10/1から導入のインボイス制度について
インボイス(適格請求書)とは、売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。インボイス制度について不安に感じている方も、フリーランスエージェントを活用すればインボイス制度について相談することが可能です。参考:国税庁 インボイス制度の概要
▼フリーランス新法について
2023/2に「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が可決成立しました。この法律は、事業者が業務委託を行う際に、取引上立場の弱いフリーランスの労働環境を改善と不当に扱われないための遵守事項などが定められています。参考:厚生労働省 フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ
青色申告ソフトおすすめ3選比較ランキング
2024年最新の青色申告ソフトのおすすめランキングは下記となっています。
順位 | 会計ソフト | 対応範囲 |
---|---|---|
1位 | やよいの青色申告 | 青色申告 |
2位 | 会計ソフトfreee | 青色申告&白色申告 |
3位 | MFクラウド確定申告 | 青色申告&白色申告 |
1位. やよいの青色申告オンライン
やよいの青色申告オンラインは、業界シェアNo1の弥生会計が運営するオンライン型の青色申告対応の会計ソフトです。
会計ソフト名 | やよいの青色申告オンライン |
運営会社 | 弥生株式会社 |
料金プラン (年額) | 初年度 セルフプラン(初年度無料) ベーシック(初年度6,900円) トータル(初年度12,000円) 次年度以降 セルフプラン(次年度8,800円) ベーシック(次年度13,800円) トータル(次年度24,000円) |
/キャンペーン | 無料特典2024年最新キャンペーン情報 セルフプランは1年間無料 ベーシックプラン以上は1年間半額 |
メリット | 超お得な1年間無料(初年度無償利用) 電話対応を含めた手厚いサポート 税理士の認知度が高い(インストール型は超有名) |
デメリット | スマホアプリの連携が少し使いづらい |
総合評価 | 5.0 青色申告も簡単なコストメリット抜群の会計ソフト |
評価基準 | 評価内容 | 定量評価 |
---|---|---|
導入実績 | 業界シェアNo1で3人に1人が使う弥生会計が提供 | |
操作性 | 初心者でも使いやすいように簡単な設計になっている | |
デザイン性 | UI/UXは申し分ないが、少々古いデザインの印象 | |
多機能性 | 見積・納品・請求書作成はMisoca(みそか)
給与計算はやよいの給与明細 オンライン で別料金 | |
スマホ連携 | スマホアプリも連携可能 | |
価格・料金 | 業界最安の初年度無料キャンペーンも行っている | |
サポート | 業界最大のサポート体制であり安心して使える |
やよいの青色申告の特徴・口コミ・体験談を詳しく見る
やよいの青色申告オンラインは、業界シェアNo1の弥生会計が運営するオンライン型の青色申告対応の会計ソフトです。
最大の特徴は、初年度無料もしくは半額で利用できる業界最安のキャンペーンを実施しており、操作性・安定性・認知度・サポートの質・価格帯全てにおいて高い評価を得ています。
評価指標 | 評価結果 | おすすめ度 |
---|---|---|
安定性 | 圧倒的な導入実績と認知度で安定性抜群 | |
操作性 | 安定の操作性だが少々UIが古い見た目 | |
多機能性 | 人事労務関連は別料金 | |
スマホ連携 | スマホは簡単な取引入力のみ | |
料金/価格 | 業界最安の料金、キャンペーンも豊富 | |
書類対応 | 確定申告・青色申告書作成可能 | |
サポート | ベーシックプラン以上で電話・メール・チャット |
下記の評判・口コミでもわかるように、確定申告の青色申告の操作性も評判が高く、サポートの質も満足度が高いことがわかりますね。
評判・口コミ
- やよいの青色申告オンライン、入力さえ終われば簡単に申告終わっちゃってびっくり
- 確定申告は「やよい青色申告オンライン」ってソフト使ってるんですが、ブラウザから動作する割にすごい使いやすくておすすめです
- 去年も思ったけど やよいの青色申告の電話サポートの手厚さが 凄すぎてやばい笑 唯一の不満は土日祝も電話サポートしてほしい
やよいの青色申告オンラインを使ってみた感想としては、「安定した操作性」と「弥生会計に慣れている人が多い」という利点がありました。
特に税理士対応やネット上の情報は群を抜いており、やよいを選んでおけばまずは間違いないというところです。
初年度無料もしくは半額キャンペーン実施中
2位. 会計フリー(freee)
会計freee(フリー) は、クラウド型会計ソフト業界シェアNo1のfreee株式会社が運営するオンライン型の青色申告・白色申告対応の会計ソフトです。
会計ソフト名 | 会計freee(フリー) (個人事業主向け) |
運営会社 | freee株式会社 |
対象 | 個人事業主、フリーランス |
料金プラン (年額) | スターター:年額払い 11,760円/年 スタンダード:年額払い 23,760円/年 プレミアム:年額払い 39,800/年 |
/キャンペーン | 無料特典2024年最新キャンペーン情報 無料お試し期間あり |
メリット | 簿記知識のない初心者向け(補足多めでかわいい素材の画面) 業界No1のシェアで対応税理士も多め スマホの操作性が抜群にいい |
デメリット | 価格が他社と比較すると高め |
総合評価 | 4.5 初心者から高い評判のある操作性×デザイン性が抜群 |
評価基準 | 評価内容 | 定量評価 |
---|---|---|
導入実績 | クラウド型会計ソフトシェアNo.1 一方インストール型はない | |
操作性 | 最も優れたクラウドの操作性で仕訳も簡単 | |
デザイン性 | 最も優れたデザイン性でガイド付きのデザイン | |
多機能性 | 給与明細作成は別になり人事労務関連は別料金 請求書はクラウドアプリを利用可能 | |
スマホ連携 | 領収書取込から確定申告までスマホで完結して利用可能 | |
価格・料金 | 他社と比べると高くなってしまう | |
サポート | 丁寧なサポートで高い評判があるがプランにより利用不可 |
会計ソフト フリーの特徴・口コミ・体験談を詳しく見る
会計ソフト フリー(freee)は、クラウド型会計ソフト業界シェアNo1のfreee株式会社が運営するオンライン型の青色申告・白色申告対応の会計ソフトです。
最大の特徴は、スマホアプリで経費管理・仕訳・帳簿・確定申告書類が完結して作成できる利便性です。
評価指標 | 評価結果 | おすすめ度 |
---|---|---|
安定性 | 圧倒的なクラウド導入実績と認知度で安定性抜群 | |
操作性 | 補足多めでかわいいデザイン。初心者でも使いやすい | |
多機能性 | 経費計算、給与計算、マイナンバー管理などは別料金 | |
スマホ連携 | ダウンロード数No1で断トツで使いやすい | |
料金/価格 | スタンダートプランがおすすめだが比較的高め | |
書類対応 | 確定申告・青色申告書作成可能 | |
サポート | 電話▲*メール〇チャット〇 *プレミアムのみ |
下記の評判・口コミでもわかるように、確定申告の青色申告の操作性も評判が高く、サポートの質も満足度が高いことがわかりますね。
評判・口コミ
- 会計freee使ってますが、アプリ使いやすい、メールでの回答丁寧&分かりやすいで神
- 会計freeeは使いやすい、やはり。入力が終わったあとは「え」ってレベル。登録間違いでハマっていた模様
- 会計ソフトはfreeeにしようかな。 レシート取込優秀だしアプリも使いやすい。 楽天銀行の連携ないけど、freeeに明細アップロードさせる方法をやれば問題なさそう。 マネーフォワードは個人的に使いにくかった
会計フリーを使ってみた感想としては、「ダントツでスマホアプリが使いやすい」と「かわいらしポップなデザインで初心者でも使いやすい」という利点がありました。
特に簿記や確定申告初心者の方にはおススメしたいサービスです。
無料お試し期間実施中
3位. マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告 (MFクラウド会計)は、家計簿アプリで有名な株式会社マネーフォワードが運営するオンライン型の青色申告・白色申告対応の会計ソフトです。
会計ソフト名 | マネーフォワード クラウド確定申告 (個人事業主向け) |
運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
対象 | 個人事業主、フリーランス |
料金プラン (年額) | ・パーソナルミニ(年払い)800円/月|年額9,600 ・パーソナル(年払い)980円/月|年額11,760 円 ・パーソナルプラス(年払い)2,980円/月|年額35,760 円 |
/キャンペーン | 無料特典2024年最新キャンペーン情報 有料プランと同等の機能を1カ月間無料お試し可能 |
メリット | 銀行・クレカの自動連携数も国内No1 人口知能を活用した勘定科目の提案 便利な機能群がセットで使える多機能性(給与・請求書・経費など) |
デメリット | 初心者には少し使いづらい傾向あり |
総合評価 | 4.5 青色申告×白色申告もできる業界トップの多機能性 |
評価基準 | 評価内容 | 定量評価 |
---|---|---|
導入実績 | 業界シェアは3位 | |
操作性 | 簿記知識が少し必要だが慣れれば使いやすい | |
デザイン性 | わかりやすいデザイン性でUI/UXも優れている | |
多機能性 | 請求・見積・納品書、給与明細など一つのソフトで利用可能 | |
スマホ連携 | スマホアプリも連携可能 | |
価格・料金 | 業界の中ではやや高め | |
サポート | プランによりサポートが手薄い場合あり |
MFクラウド確定申告の特徴・口コミ・体験談を詳しく見る
マネーフォワードクラウド確定申告(MFクラウド会計)は、家計簿アプリで有名な株式会社マネーフォワードが運営するオンライン型の青色申告・白色申告対応の会計ソフトです。
最大の特徴は、多機能性がダントツで優れており、帳簿・仕訳のみならず請求書管理・発行・作成や給与管理などの会計業務以外も全て利用できる点が魅力です。
評価指標 | 評価結果 | おすすめ度 |
---|---|---|
安定性 | 一定の簿記知識が必要(複式簿記ができること) | |
操作性 | 分かりやすいUIで使いやすい | |
多機能性 | 給与、請求書、経費などセットで使える | |
スマホ連携 | スマホ利用できるが少し使いづらい | |
料金/価格 | 月980円で充分な機能が使える (最安) | |
書類対応 | 確定申告・青色申告書作成可能 | |
サポート | 電話、メール、チャットがあるがサポートは一部悪い口コミあり |
下記の評判・口コミでもわかるように、家計簿での認知度も高いことから、MFクラウドを使う人も多く、楽天経済圏に属する方からも人気が高いことがわかります。
評判・口コミ
- 僕の場合は「マネーフォワードME」で家計簿をつけていたので、その延長でマネーフォワードクラウド確定申告を利用することに◎ 独立した人は早めに導入だけでも済ませておきましょう
- freee会計を検討してたけど、楽天銀行のAPI連携なくなったならマネーフォワードクラウドの方にしようかな…….。 使いにくそうではあるけれど。 クラウドワークスをよく使うから手数料が安くなる楽天銀行でやり取りしてるから
- 今まで3社のクラウド会計を使用してきましたが、一番使いやすかったのは断トツでマネーフォワードクラウドで、一番使いにくかったのは弥生でした。 おそらく皆さん「弥生会計」という高い知名度だけで選ばれてる気がします。 私のオススメは断然、マネーフォワードクラウドかfreeeです!
MFクラウド会計を使ってみた感想としては、「多機能性が頭一つ抜けている」という利点がありました。
特に請求書作成管理や給与計算などは、freeeなどでは別料金になるのですが、オールパッケージで利用できるためトータルコストが安くなったりします。
1カ月無料お試し期間実施中
会計ソフトの導入が初めての方は、導入のメリット・デメリットや注意点を体験談を含めて解説している下記記事も参考にしてみてください。
青色申告(確定申告)ソフトを選ぶ6つのポイント
個人事業主やフリーランスで青色申告ソフトを選ぶ際は、下記6つの観点を抑えると自分に合う後悔しない選定ができます。
1. クラウド型かインストール型か?
最も重要な比較ポイントはクラウド型・PCインストール型を判断する事です。
クラウド型は場所・端末問わず利用しやすい点や無料アップデートがメリットである一方でランニングコストが発生するなどのデメリットがあります。
対して、インストール型のメリットはインターネット環境に依存せず安定した操作性となっていますが、初期費用が高くバージョンアップに対応しづらい点がデメリットとなっています。
2. 個人事業主向け対応をしているか?
次に個人事業主向けに対応しているかを判断します。
会計ソフトは下記のように個人事業主向け・法人向けと大きく対応できる機能が異なるため注意しましょう。
区分 | 個人事業主 | 法人 |
---|---|---|
対象税金 | 3種 所得税 消費税 復興特別支援税 | 5種 法人税 消費税 都道府県民税 市町村民税 法人事業税 |
確定申告書類 | 白色申告(2種) 確定申告書B 収支内訳書 青色申告(3種) 確定申告書B 青色申告決算書 青色申告承認申請書 | 8種類 総勘定元帳 領収書綴り 決算報告書 法人事業概況説明書 法人税申告書 消費税申告書 地方法人税申告書 税務代理権限証書 |
申告時期 | 毎年2月16日~3月15日 | 決算月から2ヵ月以内 |
上記のように、全く異なる用途で利用するため、会計ソフトは事業体別にサービスを分類しているため注意が必要です。
3. 青色申告に対応しているか?(白色申告はNG)
個人事業主向け会計ソフトの中でも「青色申告対応」と「白色申告対応」に分類されることがあります。
例えば、業界シェアNo1の弥生では下記のように個人事業主向けプランを分けています。
対応種類 | 主な機能 |
---|---|
やよいの白色申告オンライン
| 確定申告の白色申告の書類が作成可能。 完全無料で利用できる場合が多いのが特徴。 |
やよいの青色申告オンライン
| 確定申告の青色申告の書類が作成可能。 複式簿記に対応可能な帳簿・仕訳ができる |
確定申告で青色申告をする個人事業主は必ず「青色申告対応」のソフトを選ぶようにしましょう。
青色申告か白色申告どちらにすべきか迷っている人は後述する「個人事業主・フリーランスは青色申告にすべき理由」をご覧ください。
4. 無料プランか有料プランか?
会計ソフトを選ぶ際は無料・有料の料金プランを必ず確認することも大切です。
クラウド型会計ソフトの料金プランの相場として、白色申告対応システムは完全無料・一部無料などが多く、青色申告対応は月額1,000円~3,000円ほどとなります。
クラウド型会計ソフトは、サブスク(毎月一定の月額料金が発生する)のため、ランニングコストの負担がかかるためなるべく安い料金を選ぶことが大切です。一方で、インストール型会計ソフトの料金相場はピンキリとなります。
一例として、弥生会計の青色申告のクラウド型とインストール型の料金プランを比較してみましょう。
比較項目 | やよいの 青色申告オンライン | やよいの 青色申告23 |
---|---|---|
種類 | クラウド型 | インストール型 |
初期費用 | 0円 | セルフ:8,800円 ベーシック:13,800円 トータル:24,000円 |
ランニング費用 (年額) | セルフ:8,800円 ベーシック:13,800円 トータル:24,000円 | 0円 |
上表のように、セルフプラン(サポートなし)の料金プランを比較すると、クラウド型は年換算で8,800円、インストール型は一括買い切りで8,800円となりランニングコストがかからない点有利になります。
一見、インストール型の方が安いと見えてしまいますが、バージョンアップデートの対応する場合費用がかかる場合があることや、インストール端末に制限があるなどから追加コストが実は発生してしまう点は注意が必要です。
最近では在宅勤務が活性化していることから場所・時間問わず利用できるクラウド型の方が周辺コストも安くなり導入されることが多いよ!
目に見えた料金プランだけでなく、「人件費・賃貸費用・施設代などの周辺コスト」も一緒に考えることが料金プランを判断する時は大切だね!
5. 簿記初心者でも帳簿や仕訳が簡単にできるか?
会計ソフトの機能がどれだけ優れていても、利用しやすい操作性・UI/UXでないと意味がありません。
特に簿記知識がなく確定申告初心者などは、帳簿や仕訳、書類作成に手間取ってしまう人も多いため、「シンプルで簡単に操作ができる」という点をしっかり見極めるようにしましょう。
簿記初心者の人は、なるべく「クラウド型会計ソフト」を利用した方がいいよ!インストール型は比較的、経理担当者向けに複雑な会計処理ができるようになっているから初心者向きではないので注意しておこう!
6. スマホアプリに対応しているか?
個人事業主やフリーランスの方、移動が多い経理担当者は、特にスマホアプリに対応・連携できるかを必ず確認しておきましょう。
例えばクラウド型会計ソフトNo1シェアの会計ソフトfreee(フリー) では、〇×の質問に答えるだけで確定申告作成ができたり、レシートをスマホで写真撮影するだけで経費登録ができます。
昨今では、仕訳・帳簿・書類作成をスマホ1台でできるようになっているため、スマホのヘビーユーザーは必ずチェックしておきましょう。
スマホ1台で全部処理したいという人は会計ソフトfreee(フリー)
一択だね!
筆者が利用した体験談としては、弥生会計やマネーフォワードのスマホ対応は少し使いづらい仕様になっていたよ。
青色申告と白色申告の違い
確定申告の種類である「青色申告」と「白色申告」にはどのような違いがあるか一覧形式で違いを比較してみましょう。
観点 | 青色申告 (65万円控除) | 白色申告 |
---|---|---|
①申請条件 | 当年度の3月15日までに「青色申告承認申請書」および「開業届」を税務署に提出していること | なし |
②確定申告の提出書類 | ・確定申告書B ・青色申告決算書 ・貸借対象表&損益計算書 ・第三表 ・第四表 | ・確定申告書B ・収支内訳書 |
③帳簿の記帳方法 | 複式簿記 | 簡易(単式)簿記 |
④青色申告特別控除対象 | あり | なし |
上表だと初心者の方にはわかりづらい点もあるので、青色申告と白色申告の違いは簡単に言うと、
- 「青色申告」は手続きが面倒だけど、超お得な節税効果がある
- 「白色申告」はお得ではないけど、手続きが簡単である
というのが大きな違いになります。
そもそも確定申告を知らない人は、まずは下記記事のフリーランスの確定申告で初心者無形に基礎知識を解説しているためご参考にしてください。
個人事業主・フリーランスは青色申告にすべき理由
青色申告と白色申告の違いを解説しましたが、個人事業主・フリーランスの方は「青色申告」を選ぶことをおすすめします。
理由は下記3つです。
理由1. 青色申告特別控除65万円の特典があるから
最大の理由は最高65万円の青色申告特別控除の特典がある事です。
65万円の控除があることで課税対象を大きく減らすことができ、所得税などの節税対策ができます。
会社員とフリーランス(個人事業主)の手取りの違いを比較すると下記の図のようになるのですが、ご覧の通り税金や保険が課税される前に「青色申告特別控除」が引かれる事で課税所得を減らすことができるんです。
理由2. 白色申告は実は簡単ではないから
白色申告は青色申告に比べて「簡単な帳簿でよい」というのが特徴ですが、白色申告でも会計ソフトを使う事がほとんどです。
その場合、蓋を開けると、青色申告ソフトを使っても白色申告ソフトでもあまり仕様や操作にかける時間はかからなないため、実質的に労力と簡単さは一緒になります。
つまり、会計ソフトを使う事で、白色申告=青色申告より簡単、という天秤の関係性が崩れるため、会計ソフトを使うなら青色申告の方法断然お得だと言えます。
理由3. 赤字を3年間繰り越しできるから
青色申告をすることで赤字を3年間繰り越しできることもメリットです。
フリーランスになると実は赤字になってしまう年も多かったり、節税対策を目的にあえて赤字になる場合もあったりします。
その際に、赤字を翌年以降の3年間の確定申告の繰り越せる事で、黒字になった年度で損失を計上し課税所得を減らすことができます。
青色申告と白色申告の違いについてもっと詳しく知りたい方は、下記記事で違いやそれぞれの申請や手続き方法を解説しているためご覧ください。
青色申告ソフトはクラウド型がおすすめ!
青色申告対応のの会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」の2種類に分かれますが、フリーランス・自営業者などの個人事業主は断然「クラウド型」がおすすめです。
なぜクラウド型をおすすめするのか?その理由を解説します。
クラウド型とインストール型の違い
まず、クラウド型とインストール型の違いを一覧形式で比較してみましょう。
観点 | クラウド型 | インストール型 |
---|---|---|
イメージ | ||
デバイス (利用台数) | PC、スマホ、タブレッドなどネット接続可能な複数端末 | パソコンのみ (インストールしたPCだけ) |
対応OS | Windows・Mac | ソフトの対応OSのみ |
バージョンアップ | 無料アップデート | 有料 (買い変えが必要) |
法改正対応 | 無料アップデート | 一部有料 (買い替えが必要な場合あり) |
支払い方法 | サブスク型 (月額/年額支払い) | 買い切り型 |
環境依存 (ネットワーク) | ネットワークに 繋がらないと使えない | インストールしたPCさえ あればどこでも使える |
操作の安定性 | ネットワークの接続状況で動作が遅くなる場合がある | ネットワークの接続状況に関係なく安定した動作 |
セキュリティ ・バックアップ | クラウド上にあるため紛失リスクが低い(端末破損の場合など) | インストールしたPCが破損した場合情報紛失のリスクあり |
税理士との連携 | クラウド上でリアルタイムな情報やり取りが可能 | 一部郵送などのやり取りが発生 |
乗り換えの容易性 | サブスク型のため他ソフトへの乗り換えが簡単 | 買い切り型のため他ソフトへの乗り換えはハードルが高い |
クラウド型・インストール型は用途が全く異なるため、自分の働き方や事業内容をもとに選んでいくことが大切だよ!
クラウド型会計ソフトのメリット・デメリット
メリット | インターネットがあれば複数デバイスで利用可能 無料アップデートで最新の状態で運用可能 従量課金型で支払いが柔軟にできる データ紛失リスクが低い |
デメリット | インターネット環境に依存してしまう サブスク型のランニングコストが発生する |
クラウド型会計ソフトは場所・端末に依存せずいつでもどこでもクラウド上で会計作業が可能になるメリットがあります。
一方で、サブスク課金のランニングコストが発生してしまう点がデメリットです。
クラウド型会計ソフトが向いている人は、移動が多くスマホやPCなどデバイスフリーで働いている人向けと言えるため、ノマドワーカーフリーランスや自営業者などの個人事業主向けと言えます。
筆者はクラウド型会計ソフトを使ってるけど、移動中や出張中に「スマホ」や「複数デバイス」で会計情報を閲覧できるからすごく使いやすいよ!
インストール型会計ソフトのメリット・デメリット
メリット | ネット環境に依存せずどこでも作業ができる 安定的な操作ができシステム障害を受けない 買い切り型でランニングコストがかからない |
デメリット | 複数デバイスが使えない データの紛失リスクが高い インストール先のHD容量が必要 |
PCインストール型会計ソフトはインターネット環境にも依存しない安定性があるメリットです。
一方で、買い切り型のためバージョンアップデートがしづらい点がデメリットになります。
インストール型会計ソフトは、勤務地をあまり移動せず専門の作業者がいる、税理士や会計士、インターネット環境に依存したくない自営業者などの個人事業主向けと言えます。
インストール型会計ソフトは、どちらかというと士業系(税理士・会計士)向けだよ!クラウド型に対して、操作性が早く複雑な計算もできるから選ばれているんだ。
青色申告ソフトを無料で使う方法&裏ワザ
結論、無料で青色申告ソフトを使う裏ワザは「無料のお試し期間を使うこと」です。
前述のおすすめで解説した会計ソフトのほとんどは1カ月間の無料お試し期間から始められることが多いです。
無料期間はメーカーが宣伝文句としてもアピールしているため、正直、使わない手はないです。(むしろ使わない方がもったいない)更には、
無料なので1社だけでなく複数の会計ソフトを試せる
という後悔しない選定ができます。そのため、当サイトでは会計ソフト初心者は「必ず」無料お試しを2つ以上することおすすめしています。
下記リンクより申し込みができるため、まずは「0円利用」でお試しをして失敗を回避しよう!
\ 初年度無料もしくは半額利用キャンペーン実施中/
\ 白色申告がずっと無料/
\ 「無料お試し期間」実施中/
\ 「1カ月無料トライアル」実施中/
まとめ
最後にまとめです。
2024年最新
個人事業主向け青色申告ソフトTOP3
1位
5.0
やよいの青色申告オンライン
:
弥生シリーズのクラウド型青色申告専用ソフト。国内シェアNo1の会計ソフトでダントツの安心感と実績。初年度無料 or 半額の業界価格を覆す脅威のキャンペーンを実施しており人気急上昇中のサービス。
\初年度無料or半額キャンペーン実施中/
2位
4.5
会計freee(フリー)
:
freeeが運営する青色申告・白色申告に対応のクラウド会計ソフト。簿記初心者でも簡単に利用できるシンプルな操作性とスマホアプリの利便性が高い。
\無料お試し期間あり/
3位
4.5
マネーフォワード クラウド確定申告
:
家計簿アプリ(マネーフォワードME)で有名なマネーフォワードが運営する青色申告・白色申告対応のクラウド会計ソフト。経理担当者向けの本格派クラウド会計ソフトで多機能性が抜群のサービス。
\1カ月無料お試し期間あり/
- 会計ソフトのシェア(業界・市場)
- 会計ソフトのクラウド型・インストール型の違い
- 会計ソフトのエクセル自作
- mac対応の会計ソフトおすすめ
- 会計アプリおすすめ
- 会計ソフトのメリット・デメリットとは?
- 会計ソフトおすすめ比較ランキング
- 個人事業主向け会計ソフトおすすめ
- 無料の会計ソフトおすすめ
- 青色申告ソフトのおすすめ
- 会計ソフトのシェア(業界・市場)
- 会計ソフトのクラウド型・インストール型の違い
- 会計ソフトのエクセル自作
- mac対応の会計ソフトおすすめ
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