2社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者とファクタリング会社のみで取引を行うファクタリング方式です。

ファクタリングサービスには「2社間」「3社間」の仕組みがありますが、下記のようにそれぞれメリット・デメリットが異なります。
観点 | 2社間 ファクタリング | 3社間 ファクタリング |
---|---|---|
手数料 | (10%~30%) | 3社間より高い(1%~10%) | 2社間より安い
取引先(売掛先) への通知・承諾 | (バレない) | 通知・承諾が不要(バレる) | 通知・承諾が必要
現金化の早さ | 早い | 遅い |
債権譲渡登記 | 原則必要 | 不要 |
ファクタリングはつなぎ資金として短期の運転資金が必要なケースで多く利用される傾向が見られ、事業者にとって迅速かつ柔軟な資金調達の選択肢となっています。(金融庁「事業者の事業資金の借入れ状況」)さらに、民法(債権法)改正により資金調達を行いやすい環境が整備され、ファクタリング契約の利用がさらにしやすくなりました。(法務省「民法(債権関係)の改正に関する中間的な論点整理の補足説明」)
本記事では、2社間ファクタリングサービスの検討をしている方向けに「2社間ファクタリングの仕組みやメリット・デメリット」、「2社間ファクタリングに向いている人の特徴」にフォーカスし解説していきます。

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執筆者
メディア×コンサルを強みとするクリエイティブコンサルティング企業。転職・フリーランスのキャリア総合メディア「フリーダッシュ(freedash)」を運営。他事業として、フリーランス検索プラットフォーム「コンサルフリー」、コンサル業界特化型メディア「コンサルフリーマガジン」なども展開。
2社間ファクタリングとは
2社間(二社間)ファクタリングとは、「利用者(ファクタリングサービスを利用する会社または個人事業主」と「ファクタリング会社」のみで取引を行う仕組みになります。
そもそも、ファクタリングとは法人や個人事業主の資金調達の一つとして、事業者が保有する売掛債権等を期日前にファクタリング会社に売却するサービスです。
法的には債権の売買(債権譲渡)契約になります。売掛債権とは、商品やサービスを販売した事業者が顧客に請求できる権利のことです。

下図のように、ファクタリングの種類には「2社間ファクタリング」「3社間ファクタリング」の種類があります。

観点 | 2社間 ファクタリング | 3社間 ファクタリング |
---|---|---|
手数料 | (10%~30%) | 3社間より高い(2%~20%) | 2社間より安い
取引先(売掛先) への通知・承諾 | (バレない) | 通知・承諾が不要(バレる) | 通知・承諾が必要
現金化の早さ | 早い | 遅い |
債権譲渡登記*1 | 原則必要 | 不要 |
2社間ファクタリングの仕組み
2社間ファクタリングの契約の仕組みは「利用者(ファクタリングサービスを利用する中小企業法人や個人事業主)」と「ファクタリング会社」の2社の実が主体となる取引です。

メリット | 取引先(売掛先)への通知が不要・バレない 申し込みから現金化の手続きが早い |
デメリット | 手数料が3社間ファクタリングより高い 債権譲渡登記が必要 |
上表のように、2社間ファクタリングは取引先にファクタリングサービス利用の通知や承諾がいらない事から、売掛先にファクタリング利用がバレたくない個人事業主の自営業やフリーランスの方が多く利用されています。
2社間ファクタリングのメリットとおすすめする理由
2社間ファクタリングを利用するメリットは下記になります。
- 売掛先に通知されず取引がバレない
- 資金調達スピードが早い
- 償還請求権が発生しない
売掛先に通知されず取引がバレない
2社間ファクタリングの最大のメリットは売掛先に取引通知や承諾をすることなく取引ができる事です。
そのため、売掛先(取引先)に利用事実がバレないため、既存の取引に影響する心配がありません。
一方で3社間ファクタリングの場合は取引通知や承諾が必要であり、取引先によっては「資金繰りが危ないのか」「今後取引をするうえで心配だ」と懸念を抱かれるリスクがあります。
資金調達スピードが早い
2社間ファクタリングは3社間ファクタリングに比べ申込から現金化までの資金調達スピードが早い点もメリットです。
取引先が成約スキームに存在しないため、申し込み・必要書類の準備・審査・契約手続きなどの一連のファクタリングの流れを簡素化することができるからです。
そのため、2社間ファクタリングで人気なQuQuMo online
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は最短即日または数時間で現金化できる仕組みになっています。
償還請求権が発生しない
償還請求権(リコース)とは、債務者から売掛債権を支払われない場合に、売掛債権を遡りファクタリング会社が利用者に直接請求できる権利のことを言います。
そのため、仮に取引先が倒産した場合は貸し倒れリスクになり利用者にとっても大きな損益を出すことになります。
対して、2社間ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)である場合が多いため、資金力のない中小企業法人や個人事業主フリーランスが利用する場合が多くあります。
2社間ファクタリングのデメリットと注意点
2社間ファクタリングのデメリットや注意点を紹介します。
- 手数料が3社間ファクタリングより高い
- 債権譲渡登記が必要になる
手数料が3社間ファクタリングより高い
2社間ファクタリングの手数料の相場は10%~30%が一般的です。
下記は2社間・3社間の手数料相場の比較表です。
2社間ファクタリング | 10%~30% |
3社間ファクタリング | 1%~10% |
ご覧のように2社間の方が3社間より高くなってしまう事はデメリットと言えます。
理由としては、2社間ファクタリングが取引先に通知を不要としている一方で、3社間は売掛先に通知されファクタリング会社へ直接売掛金が支払われるため、未回収のリスクが低くなるからです。
ファクタリングの手数料相場を詳しく知りたい方は下記記事も参考にしてみてください。
債権譲渡登記が必要になる
ファクタリングの契約で、債権譲渡登記を求められる場合があります。
債権譲渡登記制度とは?
債権譲渡登記制度は,法人がする金銭債権の譲渡や金銭債権を目的とする質権の設定について,簡便に債務者以外の第三者に対する対抗要件を備えるための制度です。
引用:法務省 「債権譲渡登記制度について」
債権譲渡登記は第三者に対抗要件を取得できるメリットがありますが、デメリットとして売掛先の企業に通知が行き取引が知られてしまうことや、登記費用として数千円~数万円ほどかかることが挙げられます。
2社間ファクタリングの場合は債権譲渡登記が必要になる場合がほとんどです。
2社間ファクタリングはどんな人におすすめ?
2社間ファクタリングのメリット・デメリットを紹介しましたが、改めてどのような方に向いているのか?まとめてみました。
2社間ファクタリングが向いている人
結論、下記の特徴を持つ方は2社間ファクタリングが向いています。

に向いている人
- 即日に売掛金を現金化したい人
- 売掛先にファクタリングの利用事実を知られたくない人
- 償還請求権なしが良い人
特に、中小零細企業の法人や個人事業主のフリーランスや自営業者の方は2社間ファクタリングを利用することが多いです。
そのため、実際のファクタリング会社を見ても2社間ファクタリングのみに対応している業者が多くあります。
当サイトで最もおすすめしているファクタリング会社を知りたい方は下記記事をご覧ください。
▼法人・個人総合向けファクタリング会社おすすめランキング

▼個人事業主・フリーランス向けファクタリング会社おすすめランキング

2社間ファクタリングが向いていない人
一方で2社間ファクタリング会社が向いていない人は下記になります。
に向いていない人
- 手数料を安くしたい人
- 売掛先にファクタリングの事実が通知・承諾されても問題ない人
- 売掛金の現金化のスピードが遅くてもいい人
特に、資金力がある程度ある規模の大きな法人などは2社間ファクタリングではなく、3社間ファクタリングを利用するケースがあります。
3社間ファクタリングは売掛先も契約スキームに入るため、取引の透明性が担保できるため、急ぎでない人には向いていると言えるでしょう。
2社間ファクタリングの違法性
結論から言うと、2社間ファクタリングは違法ではありません。
一方で、違法なヤミ金業者によるファクタリングの手口は、非常に危険です。
金融庁が公開する「ファクタリングに関する注意喚起」では、ファクタリング利用に伴い下記のような注意を警告しています。
中小企業の経営者などを狙い、貸金業登録を受けていない者が、ファクタリングを装って、業として、貸付け(債権担保貸付け)を行っている事案が確認されています。
- ファクタリングとして勧誘を受けたが、契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」であることが定められていない
- ファクタリング業者から受け取る金銭(債権の買取代金)が、債権額に比べて著しく低額である
などのケースは、ファクタリングを装った貸付けの疑いがありますので、十分注意してください。
引用:金融庁 ファクタリングに関する注意喚起
おすすめの2社間ファクタリング会社

当サイトで行う「ファクタリングおすすめ比較ランキング調査」で、2社間に対応しており総合的な点数も高いおすすめファクタリング会社3選を紹介します。
1. QuQuMo online(ククモオンライン)

公式サイト | QuQuMo online
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運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
利用対象 | 法人、個人事業主、フリーランス ※売掛金がある事 |
対象業界 | 業界は問わない |
取引種類 | 2社間ファクタリングに対応 3社間ファクタリングに非対応 |
入金スピード | 最短即日(最短2時間) |
買取金額 | 下限・上限なし ※累計取扱高900億円以上 |
手数料 | 1%~14.8% |
契約方法 | 完全オンライン完結 |
償還請求権 | 償還請求権なし(ノンリコース)※内容による |
債権譲渡登記 | 内容による |
審査基準 | 書類審査を元に行われる。 審査通過率は非公開 |
必要書類 | ・本人確認書類(身分証・運転免許証) ・買取対象の請求書 ・通帳のコピー |
営業時間 | 調査中 |
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(ククモオンライン)は株式会社アクティブサポートが提供する法人・個人事業主・フリーランス向け即日ファクタリングサービスです。業界トップクラスの手数料1%〜とコストを低く抑えたい個人事業主・フリーランスにとって是非見積もりして欲しいおすすめなファクタリングサービスです。

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銀行に行っても貸してもらえず、途方に暮れていたとき広告を見てすぐに相談しました。 私は、ネットが苦手で不安でしたが サポートセンターに問合せをしながら安心して契約を進めることができました。必要書類も少なくこんなに簡単に資金調達ができるんだとびっくりしてます。 また困った際にはお願いしようと思います。(引用元:QuQuMo online
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初めて利用した時からとても丁寧な対応をしてくださり 必要書類も少なく迅速だった為、それ以来継続して利用させて頂いております。取引先都合でのキャッシュフロー調整等で非常に助かっており、今後もご依頼するならこちらにします。(引用元:GoogleMap)

体験談
対応が凄く丁寧でハキハキしてました! 他社と比べて駆け引きのような事も一切無く安心して頼めました! 代表自らもご挨拶していただきとにかく安心してお話しさせて頂ける会社です! 褒めすぎたかな笑(引用元:GoogleMap)
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2. PMG

公式サイト | PMG
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運営会社 | ピーエムジー株式会社 |
利用対象 | 法人、個人事業主 ※売掛金がある事 |
対象業界 | 業界は問わない |
取引種類 | 2社間ファクタリングに対応 3社間ファクタリングに非対応 |
入金スピード | 最短即日(最短2時間) |
買取金額 | 下限なし・上限なし |
手数料 | 2%~12.8% |
契約方法 | 完全オンライン完結 |
償還請求権 | 償還請求権なし(ノンリコース) |
債権譲渡登記 | 内容による |
審査基準 | 書類審査を元に行われる。 審査通過率は非公開 |
必要書類 | ・本人確認書類(身分証・運転免許証) ・買取対象の請求書 ・通帳のコピー |
営業時間 | 8:00~20:00 ※土日祝日も審査に対応 |
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ファクタリングに関してよくある質問

ファクタリングに関してよくある質問を解説します。
まとめ
最後にまとめです。
- 即日に売掛金を現金化したい人
- 売掛先にファクタリングの利用事実を知られたくない人
- 償還請求権なしが良い人
の方は2社間ファクタリングがおすすめになります。
ファクタリングサービスは資金繰りを改善する「資金調達方法」として有効な手段です。しっかりと見極めるポイントを抑えながら優良サービスを利用するようにしましょう。

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