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未経験からコンサルタントへ転職する難易度は高く、求められるスキルや資格・コンサル業界特有の面接対策をする必要があります。
本記事では、コンサルの全くの未経験の方が確実に転職の内定をするための対策方法や転職事情を元外資コンサル出身が解説します。
未経験からコンサルタントへ転職する対策方法
▼コンサルタントとは?
コンサルタントの働き方や業界動向をまず知ったうえで転職の対策をすることをおすすめします。「コンサルタントとは?」の記事で詳細を解説しているためご覧ください。
監修者
株式会社SowLab代表取締役社長。デロイトトーマツコンサルティング合同会社にて製造・通信・広告メディア業界を中心に、経営戦略・新規事業開発・M&A・営業/マーケティング戦略・Web上位設計など多数プロジェクトを支援する。その後、フリーランスコンサルタントに独立し、自らが感じた課題をもとに、コンサル特化型プロ人材検索プラットーフォーム「コンサルフリー(CONSULFREE)」を運営する会社を創業。Webメディアにも精通しており、オウンドメディア開発/運営・コンテンツマーケティング・SEO・メディアアライアンスなど各種支援を行っている。
執筆者
外資戦略コンサルティングファーム(管理職)にて、大手企業向けの経営戦略・事業戦略・IT/DX戦略・M&A(事業再生・JV設立支援など)のプロジェクトを幅広く手掛ける。会社員退職後は、フリーランスコンサルタント(個人事業主)として独立・起業し個人コンサルとして活躍。現在は、自らが代表をするフリーランスエージェント会社を設立し、フリーダッシュを始め複数のメディアの運営管理を行う。公私共に年間100人以上のフリーランスの方と面談をしている。
結論、未経験からコンサルタントへ転職は可能です。
一方で、業界でも難易度は極めて高いため、徹底した転職対策が必要となります。
未経験からコンサルタントへ転職する際のポイントは下記となります。
それでは、順に解説していきます。
未経験からコンサルタント転職に求められるスキルや資格を知っておきましょう。
コンサルタントを目指す方へ、どのようなスキルが必要なのか解説します。
結論、下記のスキルを身に着けておくと活躍できるコンサルタントになることができます。
論理的思考力とは、複雑化した情報を構造化し整理することで、誰でもわかりやすいようにシンプルにしていく能力です。
経営課題は多種多様な課題が顕在化しており、課題や問題の事象の因果関係を整理することは簡単にはできません。
そのため、クライアント(コンサルへの発注主)はコンサルタントを雇うことで、コンサルタント人材の地頭を期待し、スピード感のある課題解決を依頼します。
仮説立案力は、今ある事実をもとに自身の経験や専門性を活用し今後起こりえる先を読む力です。
コンサルタントの仕事は膨大な情報を読み解きそれらをかみ砕き限られた時間で成果を求められます。
そのため、すべての問題と向き合っていると時間が足りなくなってしまうため、仮説を立て優先度高く取り組むべき課題解決を検討していきます。
また、中期経営計画や事業開発など将来的な計画を立てる際は、外的市況を先読みしどのようにビジネスとして勝っていくかのシナリオを描いていきます。
コンサルタントの仕事は一人ではなくチームで行うため、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
主に関与するステークホルダーは、「クライアント(プロジェクトの主体者)」「コンサルタント会社のチームメンバー」となり、ITプロジェクトになると「Sier・ベンダー」「開発会社」など多種多少なチーム構成になっていきます。
そのため、適材適所にコミュニケーションをとることがプロジェクトの推進においてとても重要なのです。
コンサルタントは「professional」としての仕事であるため、CxOまたはマネジメント層への報告などを日々求められます。
そのため、効果的なプレゼンテーション能力や誰が効いてもわかりやすい説明責任を持つことになります。
コンサルタントが納品するサービスは「ドキュメント」になることがほとんどです。
よく「紙作り職人」「パワポ職人」などと揶揄されますが、コンサルタントは年間数千枚ものスライドを作成し、1枚1枚に複数のメンバーの調査結果や見解を含めわかりやすい構成に落とし込む必要があります。
コンサルタントが作成するパワポは1枚あたり数万円の価値があるといわれているほど、コンサルタントにとってドキュメント能力は重要な位置づけになります。
有名コンサルティングファームの多くは「外資系」です。
その名の通り、国をまたぎ世界各国にコンサルタントが在籍し、国内だけない海外の調査結果やプロジェクト事例を共有しあうことで、ベストプラクティスの課題解決策を導き出します。
そのため、メンバーファームに海外人員がいることは一般的であり、言語も英語を中心にやり取りすることが多くあります。
コンサルタント転職で必須となってくる資格はありません。
よく中小企業診断士などを持ておくとよいという口コミがありますが、大手コンサルティングファームや外資系コンサルティングファームの場合、クライアントのほとんどが大企業になるため中小企業診断士の仕事とは異なります。
ここでは、あったら有利に働く資格を中心に紹介します。
それでは、どんな人が未経験からコンサル業界へ転職しやすいのか?その特徴を見ていきましょう。
転職しやすい業界と社歴は、転職先の専門分野によって異なります。
戦略コンサル・総合コンサル(戦略部門)に転職しやすい業界(例)
年齢別に転職のしやすさも変わります。
コンサル業界への転職がしやすい年齢層は20代~30代前半となります。
転職市場全般でも20代~30代前半が転職しやすいと言われていますが、コンサル業界は特に「コンサルタントの基礎スキルの習得」が求められるため、吸収力×体力のある若手層を採用するケースが多くあります。
実例として年齢層高めでコンサル業界に転身すると、コンサルの仕事のスピードや求められるスキルについていけなくなり断念してしまう方も多くいます。
そのため、20代中盤までであれば第二新卒狙い、20代後半~30代前半であればアナリスト・コンサルタント職を狙い転職することが狙い目となります。
一方で、ベテランの40代、50代でコンサル未経験の方が転職するケースは非常に難易度が高いと思っていいでしょう。
前述したように、事業会社歴が長くなるとコンサル特有の考え方やスピードにGAPを感じ、仮に入社できたとしても活躍できる事業会社に出戻りする方も多くいます。
しかし、40代,50代に求められることは「クライアント引っ張ってくる(=案件を増やす)」という期待値で内定を獲得する方も多くいます。
長年の業界知見や人脈が期待され、応募者が入社することでコンサル案件の拡大に寄与することが望まれます。
コンサル業界に学歴フィルターはあるのか?とよく疑問視されますが、実態とは「ある」が正しい認識です。
特に、戦略系コンサルティングファームの場合、海外の大学、東京大学をはじめとした学歴の方が多くいます。
厳密にいえば、学歴フィルターはありませんが、入社の試験や経歴を見た中で結果として高学歴が多い、というのが現実です。
一方で、総合系コンサルティングファーム、IT系コンサルティングファームの場合は多種多様なバックグラウンドを持つ方が活躍されるため、結果として学歴フィルターはないと思っていいでしょう。
学歴はあくまで結果論であり、誰もが転職の機会があると思っておきこれまでの社歴や経験でしっかり売り込むことができれば内定ができると自信をもって準備をしましょう。
コンサルティングファームへの就職/転職は決して簡単ではありません。
特に採用において特殊なのが「ケース面接」と呼ばれるスタディがあります。
など仮説立案力と論理的思考力を図るテストです。
そのため、外資金融・総合商社などと同じく就職難易度は極めて高い傾向にあります。
コンサルタント転職において最初の入り口は「なぜコンサル業界に転職したいのか?」の志望動機です。
志望動機は面接対策の建前の準備も必要ですが、中長期的にコンサル業界で働く上での自分のモチベーション(初心)になるため、しっかりと考えておくことをおすすめします。
ここでは、業界別の志望動機歴を紹介します。あくまで参考例のため、自分ごとに落とし込み自分の言葉で咀嚼していくといいでしょう。
志望動機(例)
など
コンサルタントの志望動機を考えたら、次は徹底的な書類・面接対策をします。
まずは書類選考を通過しないと意味がありません。
コンサル業界が好む職務経歴書の傾向を覚えておきましょう。
コンサル業界が好む職務経歴書のポイント
職務経歴書に規定されたテンプレートは世の中にありません。
そのため、自由自在に作成することができますが、コンサル業界は特に「結論ファースト」「構造化」「問題解決力」が求められるため、やってきたことを書くのではなく貢献できることのみ抜粋して書きましょう。
また、人によって数十枚にもなる職務経歴書を提出される方がいますが、まず読まれないと思っていいでしょう。多忙な中で人事が読むため、最大でも4枚程度の構成にしましょう。(英文レジュメであれば2枚以下)
書類選考を通過すると面接が始まります。
コンサル業界の面接は大きく2つに分かれます。
職務経歴書やこれまでの審査過程で得た情報をもとに、面接官が応募者に質問をし回答する一般的な面接形式です。
事業会社での転職面接と変わりありませんが、コンサル業界の場合は「なぜ?」「課題解決は何をした?」「何に貢献をした?」とWhyから始まりなぜWhat(施策)に落とし込んだかの過程や考え方を審査されます。
質疑応答の中で一貫性のある回答、またロジカルな回答能力は何度も練習をして準備するようにしましょう。
コンサル特有の面接が「ケース面接」です。
ケース面接とは、問題解決能力やロジカルシンキングを図るテストのようなもので、コンサル会社により出題されるテーマが異なります。
問題解決型面接
問題解決型のケース面接は、複数枚のドキュメントを読み込み問題解決を行います。
など読解力とスピード感のある問題解決能力が見られます。
フェルミ推定
既にインプットされている情報や事実をもとに、仮説で結論を導き出す問題解決を行います。
など限れた時間と事実だけで仮説を作り結論に結び付ける論理的思考力が見られます。
未経験からコンサルタントへ転職する際は「転職エージェント」を活用することをおすすめします。
転職エージェントを使うことで下記のメリットがあり、特に「コンサルのことをよくわからない未経験者」の方は一人で考えるのではなくエージェントを頼る方が賢明です。
一方で転職エージェントを使わない方法として、リファラル採用(=社員の紹介)もありますが、既に人脈があったりしないとできません。
また、紹介者の方が書類添削や面接対策をしてくれる場合はリファラルでも良いですが、多くの人は忙しいため面倒を見ることができないでしょう。
そのため、未経験でコンサル転職準備に自信のない方はまずはエージェントを上手に活用した方が徹底した対策ができるのでおすすめです。
最後に、未経験からコンサルタントに転職することは可能である一方で決して簡単ではないことを再度お伝えします。
そのためしっかりと下記のポイントをおさえて計画的に準備をしていきましょう。
また、コンサルタントの仕事内容の基礎を知ることも大切なので、下記記事も参考にしてみてください。
当サイトは、フリーランスコンサルタントになるための方法を解説しているため将来的に独立を目指している方は気になる記事をご覧ください。
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