フリーランスは増えすぎ!?人口増加の理由と競争社会で生き残る方法

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「フリーランス」として働く人は今や珍しくなく、周りの友人や知人を見渡しても多くなってきたと感じる人も多いのではないでしょうか?実は、フリーランスはコロナ禍の影響もうけ、年々急拡大しており国内の労働人口の「4人に1人がフリーランス」と大規模な経済を動かす市場となっています。

そのため、フリーランスを目指している人や、現役フリーランスとして働く人にとって「最近フリーランス増えてきたけどどれくらいいるの?」「将来的にはどれくらい増えるの?」「競合が多くなるから仕事がなくなるか心配」など、激しい競争社会へと移り行くフリーランス市場に不安を抱える人は少なくありません。

本記事では、「厳しい競争社会でどう生き残るのか?」をフリーランスの人口規模の実態や将来人口、フリーランス大国であるアメリカの人口との比較を交えながら、独立開業のプロが解説していきます。

\ 知っておくべき増えすぎるフリーランスの実態 /
  • 現在、国内フリーランスは労働人口の約24%に到達し、年間9.1%上昇している
  • アメリカは3人に1人がフリーランスであり、世界のフリーランス大国である
  • 激化する競争社会の現実は決して甘くなく、フリーランスの失敗や現実を見た方がいい
  • 生き残るためには、「専門性」×「商流」の2軸での競争戦略が肝になってくる
フリーダッシュマン

この記事は、フリーランスになるための独立準備事項の「フリーランスの人口・市場規模」になります!

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▼2023/10/1から導入のインボイス制度について

インボイス(適格請求書)とは、売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。インボイス制度について不安に感じている方も、フリーランスエージェントを活用すればインボイス制度について相談することが可能です。参考:国税庁 インボイス制度の概要

▼フリーランス新法について

2023/2に「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス・事業者間取引適正化等法)が可決成立しました。この法律は、事業者が業務委託を行う際に、取引上立場の弱いフリーランスの労働環境を改善と不当に扱われないための遵守事項などが定められています。参考:厚生労働省 フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ

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目次

増えすぎるフリーランス人口の実態と背景

増えすぎるフリーランス人口の実態と背景

日本のフリーランス人口の割合

現在、有業者総人口6,706万人のうち、フリーランスとして活動している人の総数は257万人であり、全体の約3.8%を占めています。

職種別に見ると、クリエイティブ・Web・フォト系が全体の25%を占めており、次いでエンジニア・技術開発分野が18%となっています。

フリーランスの人口と職種別割合

フリーランスの働き方別人口規模

フリーランスとは、組織に属さない独立した個人の働き方の呼称であり、様々な働き方があります。

そのため、働き方別に「広義のフリーランス」「狭義のフリーランス」に大別し解説していきます。

フリーランスの言葉のとらえ方は各調査機関により異なるので、ここでは大手クラウドソーシング会社ランサーズの「フリーランス実態調査」をもとに4タイプのフリーランスごとに解説します。

広義狭義自営業系独立ワーカー500万人
自営業系フリーワーカー297万人
副業系すき間ワーカー424万人
複業系パラレルワーカー356万人
※わかりやすくするために、フリーダッシュで図解・言葉の表現などは一部加工しています

自営業系独立ワーカー(個人事業主or法人)

  • 人口:500万人
  • 対象:個人事業主orひとり社長(一人で会社を経営するオーナー)
  • 特徴:主体を個人or自分の会社になるため、フリーランス業を主な収益源としているバリバリのフリーランス

自営業系フリーワーカー

  • 人口:297万人
  • 対象:特定の勤務先にも所属せず、独立したプロフェッショナル
  • 特徴:自営業独立ワーカーはフリーランスを主な収益源としているのに対し、専業主夫・主婦や学生など仕事以外のメインの活動がありながらフリーランス活動をしている人

副業系すき間ワーカー

  • 人口:424万人
  • 対象:メインは会社員/公務員などで雇用されている人。片手間で副業をしている人
  • 特徴:本業は会社員として働き、すき間時間(休日、仕事終わりなど)で副業として仕事をしている。昨今、副業推進が活発化してきており注目されている働き方

複業系パラレルワーカー

  • 人口:356万人
  • 対象:雇用形態に関係なく2社以上の企業と契約ベースで仕事をしている人
  • 特徴:複数の企業と契約し雇われているダブルワーカー。最近は2社以上で雇用をされるケースもあり着目されてきた働き方

フリーランスの働き方の種類をもっと知りたい人は【≫フリーランスとは?意味と働き方の種類】をご覧ください。

各調査機関別のフリーランス人口統計

人口の確からしさを検証するために、他の調査機関の統計も見てみましょう。

内閣官房日本経済再生総合事務局で行った統計調査では下記のように統計を取っています。

内閣府の実態調査

内閣府の実態調査では、「フリーランス相当」に該当するする人は、306万人~341万人いると推計されています。

フリーランス相当とは、自営業者や法人経営者を含む対象になるため、前述した「自営業系独立ワーカー」におおよそ該当すると想定されます。

リクルートワークス研究所の実態調査

リクルートワークスの調査では、「フリーランス」のに該当する人は、472万人いると推計しています。こちらも、「自営業系独立ワーカー」におおよそ該当すると想定されます。

厚生労働省の実態調査

厚生労働省の「雇用類似の働き方の者に関する調査・試算結果等」では、自身で事業などを営んでいる者は約538万人いると推計しています。

各調査機関(政府・大手クラウドソーシング等)の平均人口

つまり・・・

各統計機関によってフリーランスの定義が異なりますが、

  • 自身で事業を営んでいる
  • 従業員を雇用していない(=一人で事業をしている)
  • 実店舗を持たない(=居酒屋などの店舗運営者ではない)
  • 農林漁業従業者ではない

という点は共通していますので、先ほどでいう「自営業系独立ワーカー(個人事業主or法人経営者)」におおよそ該当すると想定されます。

調査機関対象フリーランス人口
内閣官房フリーランス462万人
内閣府フリーランス相当341万人
リクルートワークス研究所フリーランス472万人
労働政策研究・研修機構雇用類似の働き方の者367万人
厚生労働省自身で事業を営んでいる者538万人
平均(自営業独立系ワーカーに該当)432万人
ランサーズ自営業系独立ワーカー500万人
自由業系フリーワーカー297万人
副業系すき間ワーカー424万人
複業系パラレルワーカー356万人
総計(広義のフリーランス)1577万人

フリーランス人口の成長率と将来予測(2025年)

次に注目したいのが、「日本のフリーランスの人口の伸び率(成長率)」です。

フリーダッシュでの推測ですが、日本のフリーランス人口の成長率は

  • 年間 約9.1%づつ急成長している
  • 2021年時点では労働人口の約24%がフリーランスであるが、2025年には約33%(3人に1人)が広義のフリーランスとなる見込み
  • つまり急激に増えていく

と想定しています。

※グラフはフリーダッシュの推計を含みます。2021年までは各種資料の実績値(総務省統計局ランサーズ)を元に計算していますが、2022年以降はフリーダッシュにて各種資料を基に推計をした資料になります

日本の広義のフリーランス人口の過去と今を見てみると、

  • (過去)2015年時点:937万人(労働人口の約15%)
  • (現在)2021年時点:1,577万人(労働人口の約24%)

となっており、2015年~2021年の※CAGR(年平均成長率)はなんと9.1%となります。

※CAGR(年平均成長率)
複数年の成長率から、1年あたりの幾何平均(比率や割合で変化するものの平均)を求めたもの=(N年度の売上/初年度の売上)^(1/(N年-初年))-1

そして、フリーダッシュでの推計値ではありますが、2022年以降も9.1%の増加が続く場合2025年にはなんと2,231万人(労働人口の33%)がフリーランスになる事が想定されます(おおよそ3人に1人)

海外では更に増加するフリーランス世界市場

海外では更に増加するフリーランス世界市場

次はフリーランス先進国 アメリカ合衆国(United States of America)と日本のフリーランスの人口を比較してみましょう

実は日本はまだまだフリーランス後進国です。そのため、ビジネスの原則である「常に成功する先行事例を見る」が、まさにアメリカになります。

アメリカと日本のフリーランス人口の違い

米国と日本のフリーランスの人口は下記の違いがあります。

米国と日本のフリーランスの違い
  • 米国
    • 2021年時点で労働人口の約40%がフリーランス
    • 前年比で35%以上毎年急激に増加
  • 日本
    • 2021年時点で労働人口の約24%がフリーランス(米国とは大きな差がある)
    • 前年比で15%以上は毎年増加

※グラフはフリーダッシュの推計を含みます。米国:IMF 就業者人口推移Freelance online “Number of Freelancers in the US 2021/2022をもとに作成。日本:【総務省統計局】労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果の要約【ランサーズ】新・フリーランス実態調査 2021-2022年版、をもとに作成

ご覧の通り、米国と日本ではフリーランスの人口割合は大きく違います

前述したように、日本の広義のフリーランスは2025年に約33%(約3人に1人がフリーランス)と推測しましたが、米国の場合、2015年時点でもフリーランスの割合は36%を超えており今や40%です。

こうしてアメリカのフリーランス人口と比較すると「日本もフリーランスが増えていきそうだ」という事がより現実的になってきそうですね。

フリーダッシュマン

ビジネスの市場や動向を予測する上では、先進国である米国や欧州を見るのがおすすめです!日本は昔は経済大国でしたが、今は年々国際競争力が弱まり世界と比べるとビジネス・政治などかなりの後進国になっているのが現状です。。。

増加するアメリカのフリーランスの実態と理由

アメリカのフリーランス人口がそんなに多いなんて知らなかった!?という人は多いと思います。

そんなフリーランス先進国アメリカを見てみると、「今後の日本のフリーランスの市場がどうなるか?」が見えてくるかもしれませんね。

それでは、少し「アメリカのフリーランスの現状」について補足しておきます。

世界最大規模のクラウドソーシング仲介サービスを提供するUpwork(本社:米国)が行ったアメリカのフリーランスの実態調査によると、ざっくりこんなことを言っています

アメリカのフリーランス動向
  • アメリカの労働人口の3人に1人がフリーランスである
  • 優秀な人ほど急速にフリーランスになっている
  • 非フリーランスの56%は将来フリーランスになる可能性が高い
  • フリーランスの10人に9人は「フリーランスにとって将来は明るい」と思っている
アメリカのフリーランスの外観
Upwork’s Freelance Forward: 2021 (Graphic: Business Wire)

「Wow!!アメリカノフリーランスハススンデイルネ(アメリカのフリーランスは進んでいるね)」そう思いましたよね。

これはあくまでも参考に見ていただければと思いますが、僕もアメリカの人の働き方を見ていると、日本とは比べ物にならないくらい「フリーランスの働き方というのは進んでいる」ことを日々痛感します。

こうして先進国アメリカのフリーランス状況を見る→日本のフリーランスの将来を予測する、という学びは今後フリーランスとして働こうとしている人、またはフリーランスとして高収入になりたい人、はとても重要な事なんです。

フリーランスが増えすぎている5つの理由

フリーランスが増えすぎている5つの理由

では、なぜフリーランスが増加しているのか?背景とその理由について解説していきます。

フリーランスが増加する理由
  1. 働き方改革の促進
  2. 副業解禁の企業の増加
  3. コロナ禍による在宅リモートワークの加速
  4. IT・コンサルなどの専門職の人材不足
  5. フリーランス向けサービスの拡充

働き方改革の促進

1つ目の理由に政府の後押しによる「働き方改革」があります。

厚生労働省は、国内の社会課題(少子高齢化・生産年齢人口の減少・育児や介護の両立など)を受け、2018年に「働き方改革関連法」を作りました。(参考:厚生労働省 働き方改革の実現に向けて

  • 非正規雇用の処遇改善
  • 賃金引上げと労働生産性向上
  • 長時間労働の是正
  • 柔軟な働き方がしやすい環境整備

など9つの分野について、具体的な方向性を示すための議論を行い様々な取り組みをしています。こうした取り組みの結果、企業や国としての働き方改革や多様化の意識が浸透化していっています。

副業解禁の企業の増加

2つ目の理由は、働き方の多様化の影響も受け、「副業OK」をする企業が急拡大している事です。

これまで会社に属する人=フリーランスにはなれない、という概念を払拭し、会社員にいても自由な個人の働き方を兼業することができる副業により、多くの働き手が増えました。

コロナ禍による在宅リモートワークの加速

3つ目は、昨今のコロナ禍の影響もあり、「リモートワークが余儀なくされたこと」です。

特に組織に身を置かなくても、いつでもどこでも仕事ができるリモートワークにより、フリーランスの活躍の場はより一層に広がりました。

更に、FiverrのCEOであるMicha Kaufmanのインタビューではフリーランスが盛り上がる背景を下記のように述べています。

I think one of the interesting things that happened, and this was largely because of the pandemic and the fact that it forced everyone to at least give [remote work] a try, is the fact that more and more businesses are up to understanding that there should be less focus on people’s time and more focus on people’s output.
What happened throughout the global lockdown was a situation where businesses lost their ability to track when their actual team members or employees are actually working. And lo and behold, that was not a terrible thing. 

参考記事

ざっくりと要約すると、「パンデミックによりリモートワークが余儀なくされた」→「企業が従業員の行動を追跡しづらくなった」→「しかし思った以上に影響はなかった 」

という結果の背景から、成果物重視へと指標が移ることで、フリーランスとしての参入機会が増えた事を記しています。

IT・コンサルなどの専門職の人材不足

4つ目の理由は、「ITやコンサルタントなどの専門職の人材不足」です。

日本は慢性的なIT人材不足になる事が想定されています。

経済産業省の調査(2019年3月)によると、2030年にはIT人材の不足数が最大で約79万人になるといわれています。

経済産業省の調査(2019年3月)

つまりは、フリーランスの増加×ITエンジニア人材不足により、今後は更にフリーランスエンジニアへの期待と需要は高まるという事です。

また、コンサルティングサービス市場においても年平均成長率7.8%であり、2025年には1兆2,551億円に達すると言われています。

国内コンサルティング市場規模と推移

こうした専門職の需要の拡大に対し人材不足が掛け合わさりフリーランスの活躍の場が更に広まっていると言えます。

フリーランス向けサービスの拡充

5つ目は、「フリーランスとして仕事を見つける上でのサービス自体が拡充されたこと」です。

フリーランスエージェント(案件を仲介する業者)は国内でも数百社存在し、案件紹介だけでなく、付帯サービスとして福利厚生などを掲げるエージェントも多いです。

また、クラウドソーシングのように、Cutomer to Customer同士を結び付けるサービスも増え、独立しても仕事探しに困る人が少なくなりました。

フリーランスはやめたほうがいいのか?失敗する人の現実と末路

フリーランスはやめたほうがいいのか?失敗する人の現実と末路

急増するフリーランス市場は、言い換えると「超競争社会」です。

ゆえに、しっかりと現実を見ておかなないと、フリーランスに独立後に後悔する事にもなりかねません。実際に、フリーランスになるリスクを知っておきましょう。

「やめとけ」と言われる理由
  1. 会社員の時よりも収入が不安定になりやすい
  2. フリーランスの年収の理想と現実を見誤る
  3. 年収≠手取りの仕組みを知らずに独立してしまう
  4. 自己負担が結構かかる(必要経費の増大化)
  5. 営業スキルがないと案件継続・獲得が難しい
  6. エンジニアリングスキル・未経験は仕事がとりづらい
  7. 社会的地位が低くなる

収入が不安定になりやすい

いきなり衝撃的事実ですが、フリーランスとして働いている人の約59%が「収入が低い・安定しない」ことに悩んでいます。

フリーランスの仕事|Midworksのメリット・デメリット
引用:内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査

フリーランスは「年収爆増!」「超楽×自由で儲かる仕事」などと憧れや幻想を抱く人も多いですが、現実は「お金に悩む人が大半」なんです。広告や記事でアピールされているものは、いわゆる成功者、またはセールストークが相対的に多いだけであるという事です。

一方で、フリーランスは会社員と比べると収入は安定しない分、限度のない青天助的な稼ぎ方ができる、という利点はあります。(固定給ではなく完全成果報酬型)そのため、収入は不安定になるリスクを含むハイリスクハイリターンであると理解しておくことが重要です。

会社員の時よりも年収が下がる人がいる

フリーランスになると「必ず年収はあがるものだ」と思っている人はとても多いです。

しかし、それが「理想」であり本当に「現実」なのか?立ち止まって考えてみてください。

よく勘違いされる方の例として、会社員と同様の労働時間(月20日出勤×1日あたり約7時間×12カ月)をそのまま年収換算する人がいます。

しかし、現実は「案件が取れない」「あえて自由時間を確保している」などの理由から、フル稼働することができなくなってしまう人の方が多いんです。

フリーランスと会社員の仕事のスケジュールの違い

つまりは、空想で描いていた「理想の年収(収入)」と、実際にフリーランスで働いた「現実の年収(収入)」に大きなGAPが生まれてしまう、という事です。

収入≠手取りの仕組みを知らず独立してしまう

会社員からフリーランスになると、年収と手取りの仕組みが大きく異なります。

会社員とフリーランスの手取りの違い

フリーランスの場合は、取引先から業務委託報酬という形で「収入(売上・年収))があなたの金融口座に振り込まれます。その後、事業に必要な「経費(オフィス代、IT機器、消耗品、ソフトウェアなど)」を引き、更に各種控除を引いて「税金・保険料」を支払い最終的な「手取り」が導出されます。

会社員の場合は、毎月あなたの給与振込口座に入ってくる時点で「手取り」になっているため、この感覚がずれてしまう事で、「年収=手取り」であると勘違いしてしまう人がとても多いんです。

自己負担が結構かかる(経費の増大化)

フリーランスの年収(収入)から手取りを算出する上で、最も手取りを激減させるものが「経費」です。

経費とは、事業を継続するために必要な費用、であり、よく「節税効果が高い」「フリーランスだから使える特典」というイメージを持たれる方も少なくありません。

そのイメージは間違ってはいないのですが、経費は使いすぎると、あなたの手取りを大幅に減らしてしまうリスクを持ちます。例えば、フリーランスエンジニアの必要経費として下記のようなものがあります。

  • 家賃 ※
  • 水道光熱費 ※
  • 携帯代・スマホ代 ※
  • インターネット代 ※
  • パソコン代、サーバー代
  • ソフトウェア代
  • カフェ代(作業で使用した場合)
  • 書籍代・学習教材
  • セミナー・研修参加費用
  • 自宅オフィス用の家具(机、椅子など)、など

※家賃・水道光熱費・携帯代・インターネット代などは、プライベート兼仕事用として使うため、家事按分という計上方法を用います。(例:家賃10万だった場合、仕事として使ったスペースが30%=3万、プライベート用は70%=7万)

一見、これらが経費計上できる、と思いテンションが上がってしまいそうですが、逆に言うと「これだけかかります」。そして、それぞれの項目に対しいくらか?どれくらいか?を独立する前に見積もっておかないと、あなたの手取りを圧迫する原因になってしまうんです。

スキル・経験を持っていないと仕事探しはきつい

フリーランスは、会社員の「ブランド」「肩書」をすべて取っ払い、「自分ブランド」として勝負する世界です。

そのため、会社員の時よりも、「あなたが本当に実力を持っている人なのか?」「あなたが業務にしっかり貢献してくれる人なのか?」をよりシビアに見られます。

言い方を変えると、完全実力主義、であるため、エンジニアリング経験やスキルを持っていない方は正直厳しいのが現実です。

営業スキルがないと案件獲得・案件継続が困難

フリーランスは案件獲得をする際、「❶自分で直接営業をする方法」か「❷フリーランスエージェントを使って営業をする方法」に大きくわかれます。

「❶自分で直接営業をする方法」は既に顧客とのパイプを持っている人向けで難易度が高いため、実際には「❷フリーランスエージェントを使って営業をする方法」で案件獲得する人がほとんどです。

そして、フリーランスエージェントに登録したら簡単に案件が獲得できる、と思い込んでいる方、そんなありません(断言します)

フリーランスエージェントは国内に数百社あり、自分の身の丈にある相性の良いエージェントを探さないと、仕事が見つからない事は多いにあり得ます。また、エージェントに登録した後も、スタッフとの面談、アサイン面談、金額交渉など様々な面で営業スキルが求められます。

そうした理由から、仕事を獲得する上での交渉力や営業力、コミュニケーション能力が必要になってくることを知っておきましょう。

社会的地位が低くなる

会社員の方は常に雇用と地位が守られています。それは、会社と雇用契約という形で「働く場所・時間・賃金」などを約束し業務貢献する事で、会社側はあなたを守ってくれます。

しかし、フリーランスはあくまで業務委託契約などのスポットによる仕事のため「誰も守ってくれません」

フリーランスと会社員の雇用形態の違い

フリーランスになって最初に驚くこととして、「会社員の時よりも見下されることが多い」「取引先やエージェントとトラブルが多発する」「ローンや金融系の商品の審査が通らない」などの社会的信用が低下してしまう事なんです。

増えすぎる競争社会で生き残るフリーランス成功のポイント

増えすぎる競争社会で生き残るフリーランス成功のポイント

競争社会となっている、フリーランス市場での生き残るポイントを解説します。

フリーランスの収入を大きく左右するのは「単価」です。組織に依存しない働き方であるため、あなたがいくらなのか?を常に維持し向上させていくことが重要です。

そして、単価が決定される原則は、「需要」と「供給」のバランスにあり、需要>供給の状態を作る事が生き残るポイントなんです。

具体的な方法として、「専門性」×「商流(顧客との信頼)」の2軸を強化していくことです。

つまり、上図でいう、右上(専門性もあり顧客も近い)状態を目指していくことが、競争社会で生き残るポイントなんです。

スキルと経験を積んだ「専門性」

1つ目のポイントは、スキルや経験をしっかりと積み「専門性」を身につける事です。

当たり前と言えば当たり前の事ですが、この「専門性」とはフリーランスのいわば骨格のようなものになると改めて理解しておく必要があります。

フリーランスは良くも悪くも組織に依存しない個人の働き方であるため、市場はあなたをより厳正な目で見ます。

そのため、どこにでもいるような専門性ではなく、なるべく他者にはないニッチな専門性や、卓越した専門分野を持つことが重要です。常に「自分と類似する専門分野との人と差別化は何か?」「専門分野は魅力的か?」を自問自答しなけければいけません。

顧客から信頼される「営業力」と「交渉力」

2つ目のポイントは、顧客との距離を縮める事です。言い換えると、顧客から信頼を獲得するとも言えます。

多層の商流を介すとどうしても、仲介マージンが引かれてしまい、顧客との距離も遠ざかります。ゆえに、最終発注者であるお金の出所の実態が見えないなどの障壁から、競合優位性を落としてしまう事にも繋がります。

しかし、全くの商流0(直流)は極めて難易度が高いため、徐々に目指していくことが大事です。(フリーランスエージェントでも一次受けとかであれば問題ないです)

人脈形成・コミュニティ

商流構築に向けて、フリーランスの仕事を獲得する人脈形成やコミュニティ参加などは非常に重要です。

何かのきっかけで仕事をもらえることも少なくなく、様々なつながりに積極的に参加し人脈を広げていきましょう。

フリーダッシュマン

フリーダッシュマンはTwitterで日々フリーランス界隈の方の情報をシェアしたり、フリーランスの人と繋がりたいと思っているので気楽にフォローしてください!(業者以外は、基本フォロバスタンスです)

SNS・ホームページ・ブログ

インターネットを利用し、潜在的な顧客にアプローチする仕組みも作っておきましょう。上手くいけば、直接クライアントを見つけ受注につながることができます。

SNSTwitter拡散性が高くコミュニティ形成の効果が早く出ます。一方で短い文章のため出会いの入り口として活用しましょう
Youtube自分の専門性を動画を駆使して最大限にアピールできます。一方で動画制作の労力がかかくため比較的参入障壁は高いと言えます。
InstagramTwitter同様に拡散性が高いです。一方で画像をメインにした媒体のため、イラストや画像で自分の専門性をアピールできるクリエイティブ系の方におすすめです
ホームページ自分のサービスや専門性を対外的にアピールできる名刺代わりに、ホームページを作りましょう。まずは信頼を得るためには非常に有効です
ブログHP同様に、自分のナレッジをブログ形式で蓄積できます。上手くいけば副収入としてのアフィリエイト収入化もできるため有効な手段と言えます

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案件を失わないためにはフリーランスエージェントを活用

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フリーランスで生き残っていく上で最大の不安は「仕事がなくなる事」です。

今までは、個人で働くフリーランスの肩書で仕事を探すことは非常に難しい面がありました。しかし、昨今は「フリーランスエージェント」と呼ばれる、案件仲介業者が国内でも数百社存在するため、仕事がなくなるリスクを最小限に抑えることができます。

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設立1年弱の若手エージェント。戦略・業務系に強い案件を有し、面談者が元コンサル会社出身者が担当
戦略コンサル、投資銀行など向けの上流案件特化型エージェント。200万以上の案件が豊富

【まとめ】増えすぎるフリーランス市場で勝つためには徹底した独立準備をする

フリーランスを目指す人へ。

フリーランス市場は今や活況です。そして、今後も更に市場は拡大していくことが想定されます。

その際に、「稼げるフリーランス」として生き残っていくためには、徹底した独立準備や戦略です。

フリーランスになる前に、フリーランスの事前知識や効率的かつ効果的な準備を行っていくために、独立準備ステップに伴い準備を進めていきましょう。

フリーランスになるための独立準備リスト
\ まずは全体像を把握しよう /
フリーランスを知るフリーランスの意味・種類(個人事業主・副業・複業・法人)
フリーランスと会社員の違い
国内フリーランスの人口規模
仕事を知るフリーランスの仕事(全職種28選)
稼げるフリーランスエンジニアの極意
稼げるフリーランスコンサルタント極意
会社を退職する退職前の手続きと必要書類
退職後の手続きと必要書類
開業届を出す開業届・青色申告承認申請の提出
個人事業主・法人の決定
屋号の決定
税金・確定申告を知る税金の理解
確定申告の理解
青色申告と白色申告の違い
源泉徴収の理解
会計ソフトの選定・導入
マイクロ法人の理解(節税対策)
フリーランスのお金の管理術の習得
保険・年金を知る国民健康保険の切り替え・加入
国民年金保険の切り替え・加入
失業保険の申請
フリーランス協会の理解
社会保険削減サービス(社保サポみん社保
案件を獲得するフリーランスエージェントの仕組みを知る
おすすめフリーランスエージェントを探す・登録する
職場環境を整える事業所登録、バーチャルオフィス
IT機器・メール・ファイル管理
印鑑作成
見積書・請求書・契約書・納品書のひな型作成
事業用銀行口座・クレジットカード作成
営業関連(名刺、SNS、ポートフォリオ、Webサイト)

ステップごとの独立手順は別記事で完全解説しているので、気になる方は【≫フリーランスになるためには?必要な手続きと手順】をご覧ください。

まずは登録するのがおすすめなフリーランスエージェント

評判・口コミで人気急増中
IT/WEBエンジニア向けフリーランスエージェント

ITプロパートナーズのロゴ
業界トップクラスの5.5万人の登録者を誇る巨大フリーランスIT/WEBエンジニア専門エージェント。9割が直案件のため、商流を挟まず高単価であることが強み。
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