フリーランスの仕事の取り方を知ることで「継続的な仕事の受注」「仕事が取れないストレスの緩和」「大幅な収入アップ」が期待できます。しかし、仕事の取り方そのものを知らない人も多いのではないでしょうか?
- フリーランスになろうと思っているけど、仕事の取り方がわからない
- フリーランスで仕事を始めたけど仕事が上手く見つからない
- 上手な仕事の取り方・探し方を知りたい!
本記事ではこれらの疑問を解消するために、これからフリーランスを目指す人、既にフリーランスを始めている人に向けて「フリーランスが仕事を取れない原因」と「上手な仕事の取り方」を、フリーランスの独立・開業のプロが解説していきます。
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フリーランスを目指している人は、しっかりとした独立準備を計画的かつ効率的・効果的に行っていきましょう。ステップごとに全体の独立手順を解説している「フリーランスになる方法」も併せてご覧ください。

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執筆者
国内最大級の転職・フリーランスのキャリア情報メディア「フリーダッシュ(freedash)」を運営。Webメディア設計・開発、転職・フリーランス関連の商品プロモーション支援などを手掛ける。ITエンジニア、コンサルタント、Webデザイナー、などのメンバーで運営中。
フリーランスが仕事の取り方を知るべき理由

まずはそもそも「なぜフリーランスが仕事の取り方を知った方がいいのか?」の理由を解説します。
結論、フリーランスは会社員と違い、仕事の取り方や探し方を知っておかないと仕事が途切れたり収入低迷の課題に直面してしまうからです。それらは3つの理由から説明ができます。

仕事の取り方を知るべき3つの理由
- フリーランスの収入は不安定だから
- 仕事を取るための営業活動は大変だから
- 将来的にフリーランス競争激化社会になっていくから
1. フリーランスの収入は不安定だから
仕事の取り方を知るべき一つ目の理由として、フリーランスの収入は予想以上に不安定になるという事があります。
内閣官房日本経済再生総合事務局が行った「フリーランス実態調査」によると、フリーランスとして働く上の障壁として収入が少ない・安定しないと回答した人が全体の約6割いることがわかっています。

フリーランスになるなら「収入は不安定になる」という事を大前提に置き、不安定にならないための回避策をしっかり練らないといけません。
例えばフリーランスITエンジニアになった人でも「フリーランスはやめとけ!」などと口コミにされるほどです。

2. 仕事を取るための営業活動は大変だから
仕事の取り方を知るべき理由の二つ目は、仕事獲得における営業活動が予想以上に大変だからです。
フリーランスになると、会社員とは異なり事業に必要なすべてのことを自分で行わないといけません。フリーランスになったらやる事の全体像が下記になりますが、特に「営業活動・マーケティング活動」は収入に直結する一方で、多大なる労力と時間がかります。

更には、エンジニア・クリエイター・デザイナー・コンサルタントなど、営業を本業としていない方々が営業活動を行う事は難易度が増大します。
営業活動の一連の流れとして「ターゲット顧客の選定→提案書作成→商談→価格交渉→受注→契約処理」があり、本業をしながら営業業務の流れをするのは相当な労力がかかってしまいます。
3. 将来的にフリーランス競争激化社会になっていくから
仕事の取り方を知るべき理由の3つ目として、フリーランス人口は増えすぎる現象が起きており、今後更なる競争激化社会が始まる事があります。
つまりは、フリーランスとして働く同じようなスキル・バックグラウンドを持った人が増える事で、今まで以上に仕事が取れない機会損失の状況に陥りやすくなってしまうという事です。下記の記事で、フリーランスの人口動態について解説しているので気になる方はご覧ください。


競合が増えるから、「自分を買ってもらえるようにする技」が必須なんだね!だからこそ、仕事の取り方・探し方を徹底して理解しないといけないんだ!
フリーランスにおすすめな仕事の取り方・探し方

フリーランスの仕事の取り方を知るべき理由と解説しましたが、仕事獲得を上手に行う方法について解説します。
1. フリーランスエージェントを利用する
一番オーソドックスな仕事の取り方は、フリーランスエージェントを活用する事です。
フリーランスエージェントを使う事で、豊富な案件の選択肢が増え、自分のスキルや経験に見合う仕事と巡り逢える確率があがる事が最大のメリットです。また、エージェントを利用すると案件紹介を受けるだけなく、キャリア相談や福利厚生の強化もできるため、フリーランス生活全般の強化に繋がります。

下記に該当する人は、フリーランスエージェントを利用すると仕事獲得を上手に行う事ができるでしょう。
フリーランスエージェントの活用がおすすめな人
- 営業活動を自分でやりたくない人
- 契約手続きなどの雑務をやりたくない人
- フリーランスになったばかりで案件獲得方法を知らない人
- 仕事がなかなか見つけられない人
当サイトでは、フリーランスエンジニア向けにおすすめなフリーランスエージェントを紹介しているため参考にしてみてください。
▼おすすめのフリーランスエージェントを徹底解説!
世の中には数万社以上のフリーランス向けサービスが存在します。当サイトで最もおすすめしているエージェントサービスを知りたい方は「フリーランスエージェントおすすめ徹底比較」も同時にご覧ください。

2. クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、仕事を依頼する企業や個人と、仕事を探しているフリーランスをつなぐプラットフォームサービスです。国内No1の実績とシェアだと、クラウドワークス
などが有名です。
クラウドソーシングは豊富な案件量もありアプリなどでも簡単に仕事が探せることがメリットです。自らが自由に価格設定や商品内容を決められる一方で、発注者↔受注者のCtoCによるやり取りでトラブルが多い点がデメリットになります。
下記に該当する人は、クラウドソーシングを利用すると仕事獲得を上手に行う事ができるでしょう。
クラウドソーシングの活用がおすすめな人
- 発注者からダイレクトに案件や仕事をもらいたい人
- 自分で直接営業を行い仕事を探したい人
- 単価交渉や商品の納品などの規定を自分で交渉したい人
3. 人脈を使って知人・友人に仕事を紹介してもらう
自分の周りの人脈の中で仕事を紹介してもらう方法もあります。
友人や知人など、すでに関係のある人から仕事を紹介してもらう事で、事業参画しやすいのがメリットです。一方で、仕事のパフォーマンスが悪くなると既存の人間関係を壊してしまうリスクがある事は注意が必要です。
下記に該当する人は、人との繋がりで仕事獲得を上手に行う事ができるでしょう。
友人・知人経由で仕事探しがおすすめな人
- 仕事を紹介しれくれる人との繋がりがある人
- 絶対的な人間関係が既に構築されている人
- プライベートの人間関係と仕事の人間関係をしっかり分けることができる人
フリーランスエージェントを使わないで案件獲得する方法は下記で解説しているので気になる方はご覧ください。

4. SNS・ブログを通じて仕事を探す
Twitter、Instagram、YoutubeなどのSNSや、WEBサイトのHPやブログを発信媒体とし、仕事を探す方法もあります。
自らが広告運営を行い、広告媒体の選定、ターゲットの設定、訴求の仕方の検討、広告頻度などを全てコントロールできるため、仕事をもらいたい人にわかりやすく商品を訴求することができます。昨今では、Twitterを用いて案件獲得する人も多いため、是非フリーランス仕事用アカウントを育成していくといいでしょう。
下記に該当する人は、SNSやブログ運営で仕事獲得を上手に行う事ができるでしょう。
SNS・ブログの活用がおすすめな人
- SNSの広告運営に関する知見がある人
- ブログ・HP制作に関する知見がある人
- こまめな人(SNSやブログ育成にはそれなりの継続性と緻密さが必要です)
5. イベント・交流会・コミュニティに参加する
直接的な人脈形成を皮切りに仕事を見つけたい人は、イベントや交流会、コミュニティに参加することおすすめします。
様々なプラットフォームで人と繋がれる時代ではありますが、やはりFace to Faceによる直接的な人間関係構築に勝るものはありません。そのため、フリーランス向けのイベントや交流会に参加して、自分を買ってくれる方がいるか探してみるのもいいです。
イベント・交流会・コミュニティ参加がおすすめな人
- 直接的な人との繋がりで仕事を見つけたい人
- Face to Faceじゃないと直接の案件獲得をしたくない人
- 対面じゃないと仕事を受けたくない人
フリーランスの仕事獲得経路の実態
フリーランスの仕事の取り方について解説しましたが「実際のところみんなどうやって仕事獲得してるの?」という方に、仕事獲得経路の実態を紹介します。
フリーランス協会が行う「フリーランス白書2022」の調査結果では、下記のような割合で仕事を見つけている傾向にあります。
仕事獲得経路の実態

- 人脈:73.8
- 過去・現在の取引先:52.3
- 自分自身の広告宣伝活動:23.8
- エージェントサービスの利用:15.0
- クラウドソーシング:12.3
- 求人広告:9.9
- その他:4.2
ご覧のように、人脈形成関連が上位を占め、エージェントやクラウドソーシングが中盤となっていました。

フリーダッシュマンの感覚では、人脈形成で仕事を取れる人は相対的に少ないとは思うよ!あくまで参考値として見ておこう。
※フリーランス協会を知らない人は下記記事を参考にしてください。フリーランスのサポートをしてくれる有益な組織ですよ!

フリーランスが仕事を取れない原因は?

フリーランスの仕事の取り方の方法や実態を知ったところで、フリーランスがなぜ仕事を取れなくなるのか?陥りがちな原因や注意点を見ていきましょう。
1. スキル・実績が不足している
1つ目の原因は、仕事を探すために必要なスキルや実績が不足していることです。
フリーランスになると「高い案件を獲得しよう!」「直接契約をした方がお得だ!」と自分のスキルや実績を鑑みず、理想ばかりを追いかけて足をすくわれてしまう人が多くいます。
まずは、自分の市場価値をしっかりと見定めて、客観的に分析したうえで仕事を獲得するために必要なスキルや実績を身につけておきましょう。
フリーランスになるために求められるスキルや経験は職種ごとに変わります。詳細を知りたい方は下記記事を参考にしてください。
▼フリーランスITエンジニアになる!【究極の独立ステップ】
フリーランスとは、個人事業主やマイクロ法人、副業として活動する形態を含み、特定の企業に雇用されずに独立して仕事を行う働き方を指します。ITエンジニア特化型メディアが推奨する「フリーランスになるには」も併せてご覧ください。

2. 職務経歴書やポートフォリオの完成度が低い
仕事が見つからない2つ目の原因は、第一印象を決定づける職務経歴書やポートフォリオの完成度が低いことがあります。
仕事を依頼する側はまず第一に書面やネット上に出回る情報から、フリーランスのスキルや信頼性を確認します。その際に、一番最初の入り口である職務経歴書・履歴書などの提出書類や、ポートフォリオ(作品集)などを雑につくってしまうだけで大きな機会損失につながってしまいます。
3. 人脈やエージェントを活用しきれていない
3つ目の原因は、思った以上に人脈やエージェントを活用しきれないない事です。
人と関わりの中で「仕事をください!」と言い続けるには一苦労かかります。そして、様々な配慮がないと人間関係が壊れてしまうリスクもあり躊躇してしまう人も多いでしょう。
しかし、案外人脈づたいで仕事を見つけるのはふとした時にできるため、まずは自分がこんな仕事をしている!という事は是非アピールしていきましょう。
また、フリーランスエージェントを活用する人の中に、「フリーランスエージェントは業者だ、仲介マージンを搾取している悪い組織」などと思っていて、上手く付き合いができない人も多いです。
しかし、フリーランスエージェントは仲介マージンを取るほどの人件費や広告費、プラットフォーム運営費を担っており、一人ではできない様々な恩恵を受けることができます。
良質なフリーランスの仕事を継続的に取るコツ

更なるステップアップとして、良質な仕事を継続的に取るコツを解説します。
コツ1. 人との繋がりを大切にする
まずは基本中の基本ですが、人との繋がりを大切にすることです。
フリーランスになると予想以上に「孤独」である時間が多く、些細な悩みを相談できる人がいることがとても大切です。また、仕事を紹介してくれる知人や友人を見つけるためにも、日々の信頼の積み重ねが必要です。
コツ2. 自分の専門性をアピールする仕組み
仕事が自然と振ってくれるように、自分の専門性をアピールする仕組みを作ることも大切です。専門性をポテンシャル顧客に訴求しておくと、ふとした時に仕事の依頼することがありますよ。
- Twitterを育成する:
Twitterは0円で運用可能で、拡散性が最もあるSNSのため介しやすい点が特徴です。そのため、フリーランスになる前からでも自分の専門性を発信するアカウントを育成していきましょう - HPを制作する:
自分が行う事業やサービスをネット上に公開できるHPを作成することで、名刺代わりに自分をアピールすることができます。
コツ3.実務経験を積みスキルアップする
最後のコツはひたすらに実務経験を積みスキルアップに努める事です。
ステップアップとして、高単価で継続性の高い案件を獲得し続けるためには、やはり受注した業務へのパフォーマンスを上げることが大切です。
まとめ:フリーランスは仕事の取り方次第で収入が決まる
最後のまとめです。
フリーランスが仕事の取り方や探し方を徹底的に準備し理論武装していくことは、「収入アップに直結する超重要検討事項」です。
フリーランスで仕事が始まると忙しい日々に追われるため、独立前からでも仕事の獲得方法の仕組みづくりは準備を進めていきましょう!
\仕事の取り方の振り返り/
おすすめな仕事の取り方
- フリーランスエージェントを利用する
- クラウドソーシングを利用する
- 人脈を使って知人・友人に仕事を紹介してもらう
- SNS・ブログを通じて仕事を探す
- イベント・交流会に参加する
現在会社員でこれからフリーランスを目指す人、既にフリーランスだけど収入低迷に悩んでいる人は、下記記事で、高単価フリーランスになる方法をステップごとに解説しているためご参考にしてください。
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